一度降り始めると同じ場所で何日も降り続くという質の悪い雨。今日は朝から夕方まで降ったり止んだりでウォーキングは見送りとなり、最近借りてきた松岡洋右に関する本を読んだ。松岡洋右というと国際連盟脱退や三国同盟締結といった第二次大戦敗戦に道筋をつけた人物という印象が強いがこの本では松岡の基本的な外交戦略はいかにして対米戦を避けるかという点にあったことを強調している。その点では山本五十六と同じ考えだ。また三国同盟締結はドイツの英本土上陸作戦と同時に日本の仏印進駐を前提としており、締結時点ですでに破綻の兆しがあったという点は興味深い。我々世代は授業で習う明治以降の歴史は超特急、まるで避けるようにして終わってしまったので自分自身よく分かっていない。

おしまい。