LCCと言えば最近はすっかりお馴染みの格安航空の略だが音楽理論としてのLCCが存在することを恥ずかしながら3日前に知った(笑)ので今日はその備忘録。音楽理論のLCCとは”リディアン・クロマティック・コンセプト”の略で詳細内容は専門サイトに譲るとして自分なりに解釈した概念はコード上で使える音(コードトーン+テンション)に優先順位をつける為の理論。サイクルオブフィフスのどこからスタートしても構わないがスタート音から時計回りに音を拾っていくと最初の5音はまさにペンタトニック(1,2,3,5,6度)の構成音そのもの。その後に△7度、♯4度と続き、この7つの音をルートから低い順に展開していくとリディアンスケールと一致する。さらに5度上の音を追加していくことにより12音を経由してルートに戻る。ただし8番目の♭2は最後に持ってくる点がサイクルオブフィフスと異なる点だ。この順番がそのまま使える音の優先順位となり、例えばCの場合は順番が最後にくる♭Dが一番使えない音となる。ただし実際にこの理論を意識的に使っているミュージシャンがどれほどいるのかは不明。
おしまい。