引き続きジャズの備忘録。最近バーガンジイの教則本でペンタトニック・スケール(vol.2)を買って研究中だがこれがまさに目から鱗。自分は今までアドリブにおいては専らダイアトニックコードによるアプローチをしてきたがペンタトニック(以下ペンタ)を使う事により複雑なコード進行も2~3つのペンタで行えるという便利なものだ。こんなことならもっと早くにペンタによるアプローチをすればよかったと思う。ペンタにおいてはキー(メジャー、マイナー)の縛りは無くなり、どこかモードっぽいフレージングになるのが特徴。
以下は主コード進行をペンタに置き換えたもの。
1.Ⅰ△7:Ⅰメジャーペンタ(=Ⅵマイナーペンタ)
2.Ⅱm7-Ⅴ7:Ⅰマイナーペンタ
3.Ⅳ-Ⅳm:Ⅰマイナーペンタ
4.Ⅴ7:Ⅰマイナーペンタ、Ⅴマイナー(6)ペンタ
5.Ⅴ7alt:♭Ⅴマイナー(6)ペンタ、♯Ⅴマイナー(6)ペンタ
次に各ペンタ互換性について
Ⅰマイナーペンタ=Ⅱマイナーペンタ=Ⅴマイナーペンタ
(Ⅰメジャーペンタ=Ⅱメジャーペンタ=Ⅴメジャーペンタ)
実践での投入について
Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ△7においては最初の2小節を1つのペンタにまとめることができる
1.Ⅰマイナーペンタ->Ⅰメジャーペンタ(Ⅵマイナーペンタ)
2.Ⅱマイナーペンタ->Ⅰメジャーペンタ(Ⅵマイナーペンタ)
3.Ⅴマイナーペンタ->Ⅰメジャーペンタ(Ⅵマイナーペンタ)
こうやって見ていくとパット・マルティーノ先生のマイナー・コンバージョンもなるほどなと思う。