Ⅰ(トニック)の代理として教則本などに出てくるのがⅢm7やⅥm7があるがこの他にⅣ#m7(♭5)があるらしい。これってなんだろう?ずっと疑問であったし、今でも実はよく理解できていない。
仮にキーがCならばF#m7(♭5)だ。具体的にはF#,A,C,Eが構成音となるのだがそれぞれトニックから数えるとそれぞれ#11th,13th,ルート、10thとなる。
ルートから積み上げていくと”Cリディアン6”となるがこれって一体何?あえて後だしジャンケン的(?)に理解するならばトニックでも使えるように11thを#11thとし、それと半音違いとなるトライアドの12thをはずしたのだろうか?それとこの代理コードを埋め込んだ小節のメロディーラインが元々のトニックにおける△7の音やルートの音を伸ばして使うことが多いということを経験側的ではあるが感じている。
特にヘンリーマンシーニの曲(ムーンリバーや酒バラなど)でこのコードを使う場合は全音符で盛り上がる?、あるいはこのコード弾いたあとそのまま放置プレー?的な使い方をしている。
これをⅣ#m7(♭5)で数え直すとそれぞれ△7=11th、ルート=♭5となるがおそらくトニック△7の散らばった感じを代理コードのⅣ#m7(♭5)にテンションの11thを加えた構成音で展開するとこうなるということか?
このあたりは和音が出る楽器だと感覚がつかみやすいのかもしれないが、サックス吹きの小生としてはこれが分析の限界。