久しぶりのジャズネタ。
名盤は数々あれど今日はいわゆる”歌物の間奏”における名演を自分なりにあげてみたい。
 
1・ビリー・ジョエル”素顔のままで”におけるフィル・ウッズのソロ(as)
  これがアドリブだとしたらウッズは天才!ソロのメロディーラインが歌の雰囲気とぴったし。
2・シー・ウィンド”He loves you”のおけるジェリー・ヘイのソロ(tp)
  お手本のようなフレージングの連続。アマチュアの自分にとっては格好の研究材料。
3・山下達郎”Music Book”における向井滋春のソロ(tb)
  よく歌っているとはこのこと。歌のテンポに合わせて楽器の特性や長所を上手く引き出している。
4・ヘレン・メリル”You would be so nice to come home to”におけるクリフォード・ブラウンのソロ(tp)
  若いのにこの枯れた感じってどこからくるのか?
 
共通しているのは何だろう?間違いなく言えることは慣用句的なフレージングは極力避けている点。まるでメロディーラインを歌うように演奏している。これが大切なんだろうなきっと。理論的にはコードに合うフレーズを吹けば一応間奏は埋められる。ただこれでは”ただやってるだけ”の印象の薄いものになるのだろう。また自分では凝りに凝ったフレージングのつもりが聞いている人には届いていないことは多々ある。むしろシンプルなのに印象に残る場合もある。これは歌物の間奏に限らず通常のインストソロにおいてもあてはまるのではないか?
音楽は深い。
 
今月ウォーキング7回 通算35.5km
つい2~3日前までは日陰を歩いていたが今は日向を歩く。季節は着実に秋本番!