今日はジャズネタ。
ジャズを聴き始めて40年近くになるがよくわからない事の1つにアルトサックスによる
モード曲の名演や名盤がほとんどないのは何故?と言う点だ。
自分なりには勝手に解釈(納得)しているのはやはりパーカーの存在があまりにも大きく
どうしてもパーカー風に吹きたい、そうでなければフリーの方向と言った流れになってしまったよう
な気がする。フィルウッズ、ソニースティット、キャノンボールといったパーカー派、そうでなければ
エリックドルフィー、アンソニーブラックストンなどアバンギャルトに走る連中と言うようにモードを中心に
演奏する人がなぜかいない。
もう一つはモード曲は音域的にテナーやソプラノに合うような気がする。アルトは音域的に
も音質的にもどこか女性的な柔らかさみたいなものがあり、モードのようにガンガン突き進むような
曲相とは対極的な位置にいるように思う。この点テナーは男性的であり、ソプラノはどこか
宇宙的(神秘的?)でモードと相性が良い。
マイルスのカインドオブブルーでキャノンボールがモードでソロをとっているがあきらかにやりにくそう。
おそらく彼自身もモードは好きじゃなかったのだろう。マイルスやコルトレーンとは対照的だ。
アルト吹きでモードがうまい人となると最近ではクリスポッターぐらいしか知らない。
 
 
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