時間に余裕ができたのでジャズの理論をもう一度やり直している。
ジャズではいわゆるツーファイブからトニックに解決する進行が頻繁にでてくる。
この際メジャーに解決する場合はⅡm7-Ⅴ7-Ⅰ、マイナーに解決する場合はⅡm7(♭5)-Ⅴ7-Ⅰとなる。
なぜこのような違いがあるのか?
この問題はサックス吹きにとってはあまり深く考えなくてもなんとかなってきた。
なぜならサックスでは和音は出せないのでもっぱらピアノやギターが出すコードの上で
ソロをとればよかった。あと個人的に譜面を読むのが苦手のためフレーズや和音を五線紙に
採譜しなかっとことに起因する。
ところがある日ふと気が付いた!マイナーはメジャーの6度からはじまるので
マイナーのツ-ファイブはメジャーの度数では7-3-6となる。
したがってメジャーダイアトニックの7度=Ⅶm7(♭5)になる。
メジャーキーがC(=マイナーキーAm)だったらBm7(♭5)-E7-Amだ。
これに気づいたのが還暦間際の自分ってやっぱり頭がわるいのか晩成型なのか
おそらく両方だろう 
ただジャズのいい加減(?)なところはマイナーであっても♭5にしない場合が結構ある。
これはおそらくナチュラル5度はメロディックマイナーのスケール音の一つだからではないかと
勝手に想像している。ナチュラル5度だと一瞬メジャーに解決するような感じではある。それが
思わずはっとする緊張感や新鮮味となるのだろう。