家から見える、丹沢北斜面


西の山、大岳から続く奥多摩のあたり


今、紅葉真っ盛りだね。


赤茶色い紅葉ラインだけが

朝日に照らされて浮かんでいる。


それなのに、私は

紅葉と全く縁のない

常緑樹のみかん畑の中を歩いてる。


この辺り作業も大変、


道から一軒一軒降りたり上ったりする道がつけられ


みかん畑の中には

煙出し?のついた小屋が建っている。


初めお茶の為の小屋かと思ったら、全てみかん山。


こんな風景、どこかでも見たなと、ちょっと懐かしい。



昔、木曜日の山の会で


もっと多くの人と歩いていた頃


皆さんかなりの年配で


カラマツの黄葉した、キラキラと落ち葉が光る道を歩いていたら


私、紅葉の季節が嫌いなのよね。


えっ!なんで?


人生の終盤を感じさせるの


だから身につまされるというか

嫌なんだよね。


なるほどね。


若いときには感じない感性が

そこにはあるね。


この東京に来て、すぐ入った山の会の人


私、疎開の経験あるのよとか


学徒動員経験があるとか


始め、この人たち、何言ってるんだろう。


それは歴史の時間に習ったことやんと思っていたけどを


違うんだよね。


まだ身近に戦争経験した人が

子供だけど、沢山いたのよね。


遠いようでも近い戦争経験。


今、一緒に歩いている人も

戦時中に奇跡的に助かった人なんだよね。


世界が平和であって欲しいね



最近、馴染みのある

有名な方の訃報を目にすることが多い。


今日は

山田太一さん


数々の名作を楽しませていただきました。


息子さんは

るろうに剣心の撮影監督さんだよね。


確かアメリカに在住のところ

呼び寄せてお願いしたと言うような話を読んだ記憶が


この人の第一作目の撮影時の話が、ちょっと専門用語が難しいけど

めちゃくちゃ心に響いて


素敵な方だなとずっと

目立たないファンです。



一作目の健氏についても


始め余り話しかけても来ない。


初めての主演で緊張してるのかと思っていたけどを


あの、クランクアップの弾けた

監督に抱きつく姿を観て


この子はどんなにこの役に

責任を持って取り組んでいたんだろう。


その場にいた全てのスタッフが

この子の為に絶対いい作品に仕上げようと


思ったと、思います。


その話を読んだ時

私は涙が出た。



最後の2作品の時も話していましたね。


自分の取り組む姿勢を、全ての人に背中で見せる。


キットみんなが理解してくれる。


少し大人になった健氏



また素敵な石坂さんの撮影の作品に出れたら良いね。



楽しみに待ってます。