ボクに大事な話がある、と言って来た彼は、『実は、俺ガンになっちゃったよ!』・・・と、悲しげに告白してきたのです。ボクは、胸がつまり、慰めの言葉も出せませんでした。彼は、これから色々と相談相手になって欲しいと言うのです。・・・・・・彼には奥さんと子供二人いますが、身内には見せられない顔がある事を知りました。・・・・・この日を機に彼は毎日、他のお客さんが居ない時間を見計らってボクと話する事で、かなり気休めになってた様です。・・・・・そんな、ある日彼が手作り弁当を持って来てボクに『食べてくれ!』と、・・・・『なんで?ボクに?』・・・・『妻が俺に作ってくれた弁当なんだけど、最近食後に直ぐ下血しちゃうから食べれないんだよ!捨てる訳にいかないから!』・・・・大分、妻に気を遣ってる彼の姿が痛々しくて、『分かったよ!全部綺麗に食べてやるよ!』・・・すると彼はニコッと嬉しそうに、うなずき『サンキュー!明日からは持ってこないから!じゃ、また来るから!』・・・・・彼の力になれる事が出来ないボクは・・・・・