『血管ベーチェット病』と、『全身性エリテマトーデス』の難病患者が、お互い手を取り合いながら、支え合って生きて行く、新しい人生の幕開けでした。・・・・・・・・・・・・二人が女医先生の紹介って事もあって、少しは精神的に安心感は、ありましたが・・・・・・・・・・・・彼女が退院後、再診の為、某大学病院に行き帰宅した際、ボクの両親に、何時までも隠し通している訳にはいかないとの事で難病患者である事を伝えたのです。・・・・・・・・すると、ボクの両親は既に分かっていました。・・・・・・・・・・・『あの病棟は、日本全国から治療の為、来ている難病患者専用病棟だから・・・・・・・一般的な病気で入院出来ないって事位はね!』と・・・・・・・・・・両親の温もりのある優しい言葉遣いに彼女は、イヤ妻は、なるべく迷惑かけまいと、化粧品の販売員として頑張りだしたのです。ボクも料理人として資格取ろうと、二人三脚で何とか生活を送る日々が続きましたが、・・・・・・・・・・・・・・・なかなか、並大抵の生活ってのは、送れないものでした。・・・・・・・・・・・・・・お互い出没する症状が異なる為、なかなか理解し合う事が出来なくて・・・・・・・・・・・・・そんな、ある日・・・・・・・