過去、何年間か通い馴れた某大学病院に退院直後、手ぶらで、まだ会った事のない彼女の病室へと向かったのです。・・・・勿論、ボクが入院中の荷物は自宅に宅急便で送っちゃいましたから・・・・・・・・アレレ?ショック!?????彼女の病棟は、以前ボクが何度も、入院を繰り返した同じ病棟なんです。一瞬、ボクは彼女も難病患者?????まっ、まさか?・・・・・・動揺が治まらないまま、彼女の病室へ・・・・・・・・・・すると彼女が笑顔で、『きたね~!待ってました。女医先生から言われたんでしょ!私も言われてたから・・・』って・・・・・・・・彼女の言葉は、続きました。・・・『以前、あなたがここの病棟に入院してる時期に、私も入院してて、病室の片隅から、あなたの辛い姿を幾度か見てましたよ!それに、なんでこんな素敵な方が・・・ってね!』・・・・・・・・『いや、いや、そんな事ないよ!ボクは、弱虫で気の小さい男なんだよ!』・・・・・・・・・・・・・・彼女の第一印象が良くて、二人の会話は数時間に及んで続きました。・・・・・・・・・が、彼女の病名は『全身性エリテマトーデス』だったのです。・・・・・・・・・・・・