寧夏の環境はワースト4 | みんなの知らない中国

寧夏の環境はワースト4

こんにちわ。今日Blogの仲間になりました。よろしく!
私は東京から直線距離で西に約2800Km離れた中国寧夏回族自治区石嘴山市から発信しています。
当地は良質な石炭が採れるところで私はそれを利用して活性炭を生産するために2001年に赴任し、はや3年半経ってしまいました。
今日は当地の環境についてお話します。
石炭を利用した産業が多く小規模な工場が林立しています。煙突も多く、私の会社にもレンガで作った30mほどの煙突が3本あります。周りの工場を見渡すと20~30本はあると思いますが、それぞれの煙突からは黒、灰色、黄色、茶色、白といった訳のわからない煙が四六時中排出されています。これが黄砂と一緒に日本に運ばれていくことを考えるとつらくなります。
今年当地は中国の環境部からワースト4という不名誉な指摘を受けました。環境部からの査察があった時、市政府は一時的に工場の稼動をストップさせ煙を出さないような命令を出しました。日本では全く考えられないたわけたことです。
私の会社は今年ISO14001を取得し環境改善や防止に向けて活動していますが、「焼け石に水」といった感があります。
写真の後方の山は「賀蘭山」で全く木が生えていない不毛の山です。
ここにも明時代の土壁のような「万里の長城」が残されていますので次回紹介しましょう。
今回はチョット硬い話になりましたが今後は当地の風習や習慣などもまじえてお伝えします。興味のある方は是非読者になってください。よろしく!