サッカー鹿島アントラースの、本拠地鹿島市、市内から南に車で30分。利根川の河口に波崎町がある。ここから先に、地球が丸く見える太平洋が広がる。

 

波崎の大タブは、神善寺の山門をくぐると、左側に出会う。その姿は、四方に幹を伸ばし、雄大で見るものを圧倒させられる。

 

 

波崎のタブノキは、日本のランキングで3位に入る巨木で、根元には、大きな瘤があり、独特な形状をしている。樹勢も大変旺盛のようで、木の周りに石仏が並び、この木を守っているように並んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

タブノキは、別名(イヌグス)とも呼ばれ、暖地の海岸線によく生える常緑樹で、最も北には、青森県まで分布する樹木

タブノキの材はかって、船材などに使用され、名前も古い朝鮮語の「丸木船をつくる木」が、訛ったものらしい。

 

 

 

 

 

 

 

このタブの木は、「火伏の樹」とも云われ、江戸時代に野火が押し寄せたが、この樹によって野火の難を逃れと伝えられる。それ以来、火伏せの護摩を焚き、家内安全を祈願するようになったと云われる。

 

樹高  15メートル 幹周り 8,4メートル

推定樹齢  700年

指定   県指定

 

 

 

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