辛い時は為りの顔で
為りにがっかりした顔
してりゃいい。
無理に笑う必要も無いし
気丈に振舞う必要も無い。
事に私などは独りもの
なのだし。
誰に気を使う必要も無い。
…が、やはり笑っては
いたいものだな。
腹を抱えて迄とは言わ無いが
笑っていたい。
色々あって荒み
色を無くした我が心象。
これから移ろい征く季節には
非常にマッチはしているが。
以前なら再起不能
人の外道の深淵迄
叩き落とされていただろう。
少しは逞しくなったのかな?
…以前の自分が脆弱過ぎた
のか?
以前の自分なら変に強がったり
必要以上に周章狼狽していた
のだろう。
どうという事は無い筈。
袂を分かったものが
私を変に気遣った物言いを
している方が不自然。
ああで然るべし。
なのだ。
どうと云う事は無い。
明け無い夜は無い。
巡ら無い季節も無い。
朝は来るし、陽も昇る。
冬も来るが、春や夏もまた
やって来る。
今は笑え無くても
そのうち。。。
やつが嫌った寂しげな笑顔が
部屋にかけられた姿見の
中で虚ろに笑っている。
今の心象にぴたりな
面持ちで。
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