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ゴルフ命おじさんのブログ

ゴルフの好きな80歳の男。時代小説,警察小説が好きです。美味しい酒と料理にありつければ嬉しいです。

堂場瞬一『全悪 警視庁追跡捜査係』(シリーズ第13巻)を読みました。

物語は、一九九七年九月九日、新宿区の路上で会社員が襲われ死亡した事件から始まります。目撃証言などから顔見知りの野澤力が逮捕されましたが、決定的な物証がなく、最終的に最高裁で無罪が確定しました。この事件の再捜査を命じられたのが、警視庁追跡捜査係です。

同時に、前係長の鳩山から、五年前に目黒で発生した強盗事件についての再捜査依頼も入ります。若手の実地訓練も兼ねており、沖田に指導を任せたいとのことでした。

 

一見すると関係のないふたつの事件。しかし捜査を進めていくうちに、思いもよらぬ形で両者が結びついていきます。

 

30年前の事件が今になって解決されていく過程には感心させられました。そして、この作品で最も気の毒だったのは、冤罪により人生を狂わされた人物です。

 

沖田と西川の名コンビに、若手メンバーが加わることで、テンポの良い展開が生まれ、最後まで楽しく読むことができました。

 

これまでこのシリーズは読んでいませんでしたが、機会があればぜひ、シリーズの最初から読んでみたいと思います。