腹の立つ前原への禅譲領収書工作に揺れた昨日の、19時のNHKニュースで飛び込んできたBBC映像。食卓を囲んでいたわが家は、しばし絶句となる。
ヒロシマ・ナガサキにて二重被爆させられた山口彊(つとむ)さんは、このBBC番組により、亡くなられた後にもイギリスにて〝嘲笑〟と言う人間の卑劣な原爆に3度目の被爆をさせられたと言える。
死人に口無し‥。既に口を無くされた先の被爆者をも、更に嘲笑したこの番組の主旨と構成に断固抗議する。
私の記憶では、ヒロシマ・ナガサキで二重被爆された方は、250人以上いらっしゃると聞いたことがある。
いささか乱暴な推算だが、仮にこの250人の方々に一人づつの遺族や遺児がいらした場合、既に3世代で最低でも750人以上の二重被爆2世3世が誕生されている可能性もある。
仮にその衝撃の体験が、口伝えに薄まりゆこうとも、確実に拡大を続けている二重被爆血族の存在をも嘲笑するかのようなこの番組の行為には、断固反対の声を上げる。
個人的なBBCへの抗議も含め、彼らが番組内で嘲笑した山口彊さんの名誉の回復と哀悼の意味も込め、ここに過去記事を紹介させて欲しい。これが、あなたたちBBCが、この番組の企画で嘲笑し、同時に数多のイギリス国民に垂れ流した山口彊さんという人の被爆人生だ。
『エイリアン2』『タイタニック』『アバター』を成功させた巨匠のジェームズ・キャメロン監督が、仮に山口さんを扱った作品の上梓を成功させた場合、既にネット上に拡散されたBBCのこの嘲笑番組は、BBC全体の命取りになる可能性がある。
既に世界中に拡散されたヒロシマ・ナガサキの被爆者を敵に回さないためにも、一刻も早く、
① 山口さんの墓前とご遺族への公式謝罪
② BBCトップの解任
③ 番組制作担当者の解任
の3点を〝私個人〟として、BBCに要求表明する。 筆者
(つづく)