博物館に入ると砂糖の見本があった。昔50年以上も前に砂糖を研究したので興味深く眺めたがかなり違っていた。少し解説するとサトウキビから搾った後に水分を徐去した粘性のある黒糖(日本では含蜜糖)。これを子供の頃になめて怒られた。○○水糖(日本では以下同じ含蜜糖)、高級紅糖と2号砂糖(日本では粗糖か?)、台湾水糖(中粒)、精製○○、台湾製精糖細砂、台湾製精糖特砂、台湾製精糖中粒(精製糖)次に測定器具, ノギス類、電話器は、かなり古くびっくりしたが、当時は花形産業か、タイガー式計算機(1960年計算機は最先端実験で一般社員はソロバン、当時管理職が使っていた)、70年と80年の計算機は、これらの機器は管理部門が使っていた。新渡戸稲造は、殖産局長に就任(児玉、後藤に懇願されて台湾入りした。台湾製糖業育成に努力)、実体顕微鏡か砂糖の結晶を見ることができる。結晶化が難しく高度な技術が必要。研究所に居たのでこれらの機器類を見ると相当な技術があったと推測できる。サトウキビとトロッコ列車を身近でみた。

※台糖糖業博物館・・かって台湾を支えていた製糖業の中心的な存在であった工場跡を博物館にした。工場は日本統治

時代に建てられており、付近には職員の住居。カフェやショップとなっている。廃墟工場はマニアにもおすすめ。(地球の歩き方より)以上

写真1.砂糖の標本

写真2~3.測定器具類 ノギス類、電話、

写真4~5.新渡戸稲造  台湾糖業の父

写真6~8.測定器具

写真9~10.サトウキビ トロッコ列車

以上