今まで、

自己啓発本はたくさん読んできました。


でも——

内容を“頭で読むだけ”で、心では全然理解してなかった。

そんなことにも気づかないまま、がむしゃらに頑張っていました。


怒りを書いて、書いて、書いて——

気づけばノート8冊分の怒りが溢れ出ていました。


それはまるで、

今までずっと封印していた“感情のダム”が決壊したような感覚。


でも不思議なことに。

怒りを出せば出すほど、

その奥に**ポツンと取り残された“ほんとの気持ち”**が見え隠れするようになっていきました。


——あれ?なんか、少しだけ不安が薄まった……?


そんなタイミングで、私は

「思考の学校」の基礎講座を受ける決意をします。


感情の波に飲まれっぱなしじゃなくて、

自分の中で起きてることを、ちゃんと整理して理解したかった。


そして、そこで出会ったのが——

【本音ワーク】でした


このワークは、

“怒り”の奥にある「本当の本当の気持ち」を見つけてあげる、

まるで感情の深海ダイビングみたいなツール。


私はこのワークの中で、

イカりん(=私の怒り)をただ「暴れる存在」としてではなく、

**ずっと無視されてきた“本音の番人”**として、少しずつ向き合っていくようになりました。


すると、不思議なことが起きはじめます。


それまで“敵”だと思っていた母の姿が、

ほんの少しだけ……違って見える瞬間が出てきたんです。


あんなに——

電話で話すことすら嫌悪していた。

「もう2度と関わらないで!」って叫んでいた私が。


今、思考を学び続けて2年が経ちました。

あの時、諦めずに怒りと向き合って、感情に取り組ませてもらえたこと——

今では心から「ありがとう」の感謝になりました


次回は、

思考の学校で学んだ「思考の仕組み」について、

少しずつ書いていきますね


(つづく)