UG会/英字新聞の会のブログ
2026年8月2日(日)
久しぶりに河口湖の北にそびえる「三つ峠山」1732mに向かった。車が「河口湖大橋」を越えると左手に競技ボートが浮かび湖岸に白い艇庫が並んでいる。地元の高校や山梨大、山梨医大のもので、ここを通るたびに車を停めて若者たちの活動ぶりを眺めるのが好きだ。2キロ先の対岸まで直線のコースもあって大きな大会が開催されることもある。ふだんの練習は早朝6時から1、2時間、風が吹かない凪の時間に船を出すという。真っ白な細長い船体は8人乗りの「エイト」、英国のテムズ川の恒例「レガッタ」で見る美しいボートだ。「買ったらいくらするの?」と大学生に聞いたら「300万くらい」と教えてくれた。私が63年前外語大に入学してすぐ勧誘され入部したのがボート部だったが、あまりにキツイ運動量のために半年で落伍、退部した。以来見るのが楽しみで、1人乗りの「シングルスカル」にはいつか乗ってみたいという夢があった。
さて、車は河口湖から甲府に向かうR138の山道に入りくねくねと、御坂峠のトンネルの手前から「旧御坂道」に折れて登山口まで来た。「太宰治」が「富士には月見草がよく似合う」と書いた峠の宿「天下茶屋」はもう少し先の旧隧道入り口で今も営業していて彼の執筆部屋が見学できる。さあ登山開始しよう!老夫婦や親子連れにも追い越されながらゆっくり歩いて2時間、山小屋「四季楽園」に着いた。三つ峠で最高峰の「開運山」を見上げる展望テラスに座ると正面に巨大な「屏風岩」が屹立している。ここはロッククライマーのメッカで今日は一組も挑戦していなかったが、私はこの崖の岩場に咲いているウチョウラン(羽蝶蘭)を探しに来たのだ。周りには線香花火のようなピンク色のシモツケソウがいくつも咲いていてお目当ての花がみつからないよ!ガッカリしていると岩場の外れに一本だけ小さなその姿が・・・
先週のジャパンタイムズにA symbol of summer, this Japanese dessert brings sweet relief(日本の夏と言えばこれ、その甘いデザートにホッとひといき)。日本和菓子協会の話では、お菓子の伝統は2000年以上昔からで「お団子」と「お餅」から始まったそうだ。そんな歴史と比べると「あんみつ」はまだ「ひよっこ」(barely out of kindergarten)で100年前に東京銀座の甘味処「若松屋」が考案したもの。Originally created as a sweeter improvement on existing traditional Japanese confectioneries, "anmitsu" has since become a symbol for the arrival of scorching summer days.(元々あった伝統の和菓子(みつまめ)にさらに甘さを加えて作ったので、「あんみつ」は以来猛暑の毎日が始まるとその代名詞になっている)。(註)文頭は「分詞構文」で接続詞を使って書き換えればAs it was originally created~となるね。
昭和の初めに「若松屋」の店主森氏が客の要望を聞いて「みつまめ」をもっと甘くした時から、Mori named his new creation “anmitsu” (a portmanteau of “an” for anko and “mitsu” for syrup).(この創作を「あんこ」と「蜜」シロップの造語で「あん・みつ」と命名した)。これが大ヒットで東京中に広まったという。上野公園の老舗「みはし」はアイスクリームのせの「抹茶あんみつ」を、西洋化の流れで缶詰のみかんものせた。Over the decades, anmitsu worked its way from wagashi newcomer into the standard roster of “traditional” sweets.(数10年にわたる努力をかさねて、「あんみつ」は和菓子の新参者から伝統の和菓子番付の仲間入りをした)。(註)work its wayは「way構文」make one’s way(先に進む)のバリエーションで、elbow our way(肘でどかして進む)、He sang his way into our hearts。(彼は歌声で私たちの心をつかんだ)など自由な組み合わせができる表現です。 尾上