第３３１６回 昭和五年 国鉄岡山駅前奉迎門の古写真を観察する。
２０２４年６月８日土曜日の投稿です。
古写真の部屋 第２４話
時代は、昭和、平成と過ぎ、令和の時代
となり、古い写真を見て、人物や、場所の説明が
出来る人がどんどん少なくなっています。
後の世の皆さんの為に、わかる範囲で説明文を添えて
おきます。
【前話 第３２８６回の続きより。】
昭和五年こと、１９３０年１１月１５日土曜日、
天皇陛下の一行は、国鉄 金光駅から、岡山駅に移動され、
現在の岡山県岡山市北区の山陽自動車道 岡山インターチェンジの
北側にあった、陸軍の練兵場に移動され、陸軍航空隊の観閲を
行われました。
ここまでが前回の紹介です。
本日の紹介は、その日の夕方から夜にかけての
お話です。
現在の後楽園が、天皇陛下の宿舎となり、大本営の
看板が立てられ、厳重な警備が行われました。
その前で、岡山県の主催による奉迎の万歳三唱が行われたそうです。
岡山市民の皆さんは、日の丸を持って、万歳三唱を
行ったそうです。
現在は無くなっていますが、当時、岡山駅前に
天皇陛下をお迎えする奉迎門があったそうです。
写真は、当時の夜のライトアップの様子です。
現在も路面電車は走行していますが、当時の路面電車は
木造のレトロな感じです。
天皇陛下の宿泊施設の後楽園から、岡山城が夜も見える
ようにライトアップされた、戦災で焼失する前の岡山城の
天守閣の様子を伝える写真です。
この写真は、当時の天皇陛下をお迎えする奉迎の
ちょうちん行列の様子の写真です。
背後が、岡山城の天守閣です。
おそらく、後楽園の中に入って、みなさんで
万歳三唱を行っている写真ではないかと推測しています。
【次回に続く。】