第１１９６回 岡山県岡山市東区砂川堤防修繕工事【砂場工区】施工状況。模型公園
２０２1年1２月４日 土曜日の投稿です。
発信者 岡山県岡山市東区平島団地町内会自主防災組織 齋藤会長より電子メール
での一斉送信のお知らせです。
受信者 登録各世帯 様
要 旨 岡山市東区砂川堤防修繕工事【砂場工区】の施工状況のお知らせです。
２０２１年１２月３日 金曜日 撮影
今日のお話は、１１月２９日月曜日から、１２月３日金曜日までの施工状況を
ダイジェストで紹介します。
準備工で、竹藪などの 立木伐採、集積、撤去の作業が完了しました。
光波トランシットで、定められた 測点を出して、 測量の作業が行われています。
工事現場では、鏡と呼ぶのですが、アスファルトの舗装の上に、測量釘を打ち込んで、
この測量釘の十字を合わせて、 三脚を立てらせます。
この三脚の上の鏡に、光波トランシットの光を発射して、反射させて、帰って来る光で
距離と方向角を算出していきます。
上の写真の道路の上に 仮トラバース点と言う測量釘を打ちます。
この釘の十字に合わせて、三脚を立てらせて、トランシットの水平気泡をあわせます。
前記の鏡の測量釘の位置 Ｘ とＹの数値と、 光波トランシットの測量釘の位置 ＸとＹの
数値を 座標の逆計算を行って、方向角と水平距離を出して、あわせます。
法肩の測点の座標ＸとＹ そして、法尻の測点の座標ＸとＹ そして、砂川の川のセンターの
座標 ＸとＹを それぞれ逆計算の計算式に代入して、水平距離、方向角度を計算して、
数値を出して、光を飛ばして、次々と測点の位置を出して行きます。
こうして 測点の位置を出して、杭を打って、赤色のスプレーを吹いて、杭と杭の通りを
今度は、光波トランシットで光を飛ばして、法面の起伏のデーターを取っていきます。
それを 工事現場では、横断測量と呼びます。
自分で、法面の起伏などを確認し、 設計会社の描いた、横断面図と整合しているか、現地
で確認を行っていきます。
測量会社は、竹藪がある状態で、おおよそで 設計図を描いているので、現地と違っていた
場合は、岡山県の備前県民局の建設部に文章で申し入れして、設計変更を行う事になります。
現場代理人や、主任技術者で、仕事の出来る人と、出来ない人の違いは、こうした作業が
外注に頼らず、自分で出来るのか、出来ないのかで、違ってきます。
この測量の作業を 外注すると、 現場の主導権が、外注先の測量士に移ってしまうのです。
今週の作業は、残土を川の中に搬入して、 どんどん仮設の埋め立て作業が行われました。
こうした、建設機械を動かして作業する人に、的確に、ここから、ここまで埋め立てて
もらいたいと指示を、人に頼らず、位置を把握して、指示を次々出して、数日先の作業まで
把握して、現場を動かして行くことが大切です。
問われて、「 さぁーーーー、○○さんに、聞いて来ます。」 とか、返事をしていたらダメです。
みんな 言う事を聞いてくれなくなります。
毎晩、毎晩、寝る時間を削ってでも、図面を見て、工事現場の様子を把握することが
大切です。
工程管理だけでなく、労務管理や、原価管理が出来ないとダメです。
工事原価を計算して、利益が出るように 作業を管理していくことが大切です。
今週の作業は、 仮設で作業スペースを造る川の中の埋め立て作業がメインで
行われていきました。
今日もそうですが、現場では台風のような冷たい風が吹いています。
作業されているみなさんは、大変だと思います。
頑張ってほしいですね。 
じゃあ みんな また 今度ね。
【 次回に続く。】 【 転載コピー自由です。】