先日、母をお風呂に入れる際に
おでこに痣があることに気付いたとホームから連絡があった。
ホームスタッフ内でも色々確認したようだけど
肝心の本人が覚えていないので
どうやって痣が出来てしまったのかは不明のまま。

 

私もその日に母に電話して聞いたけれど
回答が何故か電話をかけた話になったり
母彼との面会の話になったりと
支離滅裂で原因はわからなかった。

 

それでも本人が
おばあちゃん「触れば痛いけど、生活に支障はないのよ。」
としっかり意思を伝えてきたので
心配ではあるけれど、重大なケガではなさそう。

 

お母さん「転んだのかな?」と聞くと
おばあちゃん「転んではいないわ。」
と言っていたので、どこかにぶつけたのかもしれない。

 

また数日後、ホームに確認をしようと思う。

 

 

さて、今晩は母から電話がかかってきた。
でも悲しみモードではなく
彼女が話したい事を1時間も話していた。

 

寝る前の薬を飲んだ後だった影響もあると思うけど
びっくりするぐらい話が飛ぶ。


母彼とダンスをしている話だと思ったら

部屋に飾ってある孫の写真の話にすり替わっていたり
誕生日に買ってあげたイチゴがおいしかった話のはずが
急に母の友人の電話番号の確認になったり。

ところどころ言葉も忘れてしまうから
そのフォローも入れるようにしていると
こちらの集中力も続かないため
まともには聞いていられず
後半は適当なところでうまく相槌をすることに専念していた。

 

そんな風だったので、1時間がとても長く
私も疲れ果ててきたころに
母が「そろそろ寝ましょうか。」と言い出し
ほっと胸をなでおろした..真顔

 

最近いつも私への感謝の気持ちを表したいようで
最後の方で同じことを聞かれる。

 

おばあちゃん「何か欲しいものはないの?」
お母さん「私のことは心配しなくていいのよ。欲しいものはお金だけだし(笑)」

と半分ふざけて半分本気!で答えると
おばあちゃん「じゃあ、郵便貯金に少しずつ貯めて、貯まったらあげるわ。」
あら、有難い(笑)母のものは全て私が管理してるけどね泣き笑い

 

おばあちゃん「どこか行きたいところはないの?」
お母さん「アメリカかな。」適当泣き笑い
おばあちゃん「アメリカ?アメリカなら行ってきなさいよ~。」
アメリカならいいんだ泣き笑い

 

 

そして最後に母はこんなことを言った。

 

おばあちゃん「とにかくあなたが悲しい思いをしないで
素敵な1週間になるようにと思っているから。」

びっくり


この1時間、何の話をしているのかわからないまま
こちらは適当に相槌をうっていた。
でも母は母親なんだ。


頭の中が散らかっているのは確かだけど
今でも母親として娘のことを考えてるんだと改めて知って
思いがけず涙がこぼれてしまった...。
電話で良かった笑い泣き

 

神様は残酷なのか優しいのか...

 

こういうことがあると
やっぱり母のこの先の人生も出来るだけ楽しんでもらいたい。
そのために私も頑張るよという気持ちになるよね泣き笑い