母が有料老人ホームに入居してからもうすぐ1年が経とうとしている。
そのせいか最近私がちょっとセンチメンタルな気分になる日が増えている。


実際は昨夜の電話では母の調子は良かった。本人おばあちゃんが「とてもいい状態で生活してるわよ。」と言っていたので口笛

 

それでも母はやはり病気なんだなーと思うやり取りがあった。

 

一昨年くらいから母が持つ物件売買でお世話になった不動産の担当者がいる。何度かブログにも書いているかな?
その不動産のやり取りの際に母の病状が悪化したので、隠さず全て私から説明し、その後はその担当者の方は本当に親身に面倒を見てくれるようになり、全く不動産とは関係ないことにおいてもお世話してもらっていた。

 

例えば母が当時住んでいた家(全く別の不動産会社との賃貸契約)の洗濯機から水がジャージャー漏れてると連絡があった際、私は職場ですぐに行くことが出来ず、その全く関係ない担当者に行ってもらったり(水漏れは母の妄想だったチーン)、母が借りていた銀行の貸金庫の内容物の整理をしてもらったり(ほとんどが電気ガス水道の領収書など貸金庫に入れる必要のないものだったチーン)、母の家を片付けた際は持ちきれない荷物を車を出してもらい私の家に運んでもらったりした。

 

もともとはとある銀行の支店長をされていた方で定年後その不動産会社に就職された方だったので、経済的な相談にも乗ってもらっていた。善意の塊が歩いているような方で、なぜそこまでしてくれるのかと不思議になるほど親切にしてもらっている。

 

その方が今でもたまに母に電話をして下さるのでお母さん「○○さんから電話あったでしょ?」と母に何げなく聞いたらおばあちゃん「あった!何でかしらと考えたらあれよね、私にお金を貸してほしい時だけ電話してくるのよ。」滝汗滝汗滝汗

 

とんでもない妄想です。おそらく母が銀行の貸金庫を解約したいと言ったときに、元銀行員の彼が一緒に行ってくれたことだけは覚えていてそこから勝手な妄想ストーリーに置き換てしえてしまってるんだと思われる…ショボーン そもそも母より経済的にはずっと豊かな生活をしている人だし、仮にもお客様だった人からお金借りる訳なんかない。
本当に彼には信じられないほどお世話になっているし、はっきり言って私は母彼よりずっと信頼している人なので、とても悲しくなってしまった。

 

病気だから仕方がないけど、もう関係ないのに未だ気にかけてくれているその人をそんな風に疑うようになってしまうなんて本当に可哀想だなと思ってしまったよ。

 

今のところ、私は母にとって妄想の対象にはなっておらず、おばあちゃん「あなたは私の勲章ね!」と言ってくれているけど、いつか私もそのような対象になる日が来るんだろうか…。

 

同じ妄想でも、もっと彼女の人生が楽しくなるような妄想ストーリーが生まれるなら良いのにな…。