昨年末、母の荷物がたんまりあった賃貸マンションの部屋を片付ける際、母から「大きなカメオだけ見付けて欲しい。」と頼まれていた。
最終的に業者に依頼して片付けたのだけれど、その前1か月くらいだったかな?毎週末母の家に行き、あらゆる棚や引き出しをひっくり返し、必要なものを発掘していった。
(マイナンバー通知表とか年金手帳とか、とても大切な物が全然関係ないあちこちの引き出しから出てきた。)


しかし母の願いのカメオだけは見付けられず、業者の方々にもどうしても見つけたいリストの中にカメオも入れてもらい、片付けながら探してもらったが、最終的に見つけられなかった。

 

ちなみに、この業者さん本当に素晴らしい方々で、洋服のポケットまで探してくれたし、捨てても良いか悩むようなものは必ず私に一度確認してくれたし、相談にも乗ってくれた。
最終カメオが見つからず、業者さんは何も悪くないのにとても申し訳なさそうだった。

 

そして、それを母に伝えた際、母の前で実は私は泣いてしまった。
母を半分騙したようにして老人ホームに入ってもらい、家の中のものを母自身が確認出来ずに処分することにやはり罪悪感があり、それでも母が探してほしいと言った唯一のものなのに、見つけられなかったから…。

 

そんな私に母は「もちこちゃんには本当に感謝しているのよ。だからもういいの。そんなことで悲しまないで。大きいだけであれは大したことのないものだったしね。仕方ないわよ。」と言った。

 

デザインは全く違うけどカメオとはこんなやつです(母のものはペンダントトップになっていた)

 

 

そして先週末のこと、部屋の掃除をする際に何故か母のジュエリーを再度確認してみた。母は昔の人なのでニヤニヤ ド派手な宝飾類をいくつか持っている。品質が良いかはわかないけど。
正方形の箱を開けるとチョーカーが入っていて、なんとなしにそれを手に取ると、その下に紙に包まれた何かが更に入っていた。以前確認した際は気が付かなかったもの。
これはもしやびっくりと思い慌てて包んである紙をあけると…

 

探していたカメオでした!!!
テンションぶちあがり~アップアップアップ

 

すぐに母に伝えたかったけど夜遅かったのと、一瞬忘れてるかもしれないのに思い出させたら持ってきてと言われるかな?と頭をよぎり(ホームでは揉め事にならないよう、高価なものは置いて欲しくないと言われている)1日考えることにしました。

 

しかしやはり嬉しいことだし、もし本当に覚えていたら母も喜ぶだろうと思い、その旨電話で伝えた。

母は覚えてました!
そして箱の中のチョーカーの下の紙に包まれていた話をしたら、「厳重にし過ぎたのね。」と笑っていましたおねがい

 

何かちょっと昔のきっかけ的な話をすると母は覚醒することが多いので、今日は比較的会話も成り立っていたし、二人で喜べて本当に良い出来事でした~照れ照れ照れ