どうも~。

以下、名無しに代わりまして虎之介がお送りします。

今日は前回の続きでシュタインズゲートのレビューです!

神ゲーであることは前回言いましたが、今回は実際のゲーム性について。

◎一枚絵の制止画なのに物語への没入感が半端じゃない
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見にくいですが、最初にうなったのがこのシーン。
主人公オカリンがゲーム開始早々モニターの向こうのプレーヤーに語りかけてきます。
「そこの間抜けヅラしたお前だ」
「俺たちをゲームのキャラだと思ってやしないか?」
「本当の現実は俺たちで、お前たちの世界こそ虚構なんだ」
みたいなことを言ってきますw

このことで物語に自分も関わってる感じがヒシヒシと伝わってきました。

◎フォーントリガーによる介入
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基本制止画なのにこのケータイのみ3Dモデリングされてます。
まさに自分が電話したり、メールを送信したりしている感覚になります。

このフォーントリガーがこのゲームのミソです。というか、やることはこれだけです。

ケータイにかかってくる電話やメールを受け、電話に出るのか、メールを返信するのか、また受け流すのか。
これらの選択によって物語が大きく分岐します。

例えば、クリスティーナと話しているときにまゆりから電話がかかってきた。

ここで電話に出るのか、目の前のクリスティーナとの会話を進めるのか、で物語は分岐します。

それが、登場人物の未来をも左右する分岐になるから大変なんです。

◎タイムリープによる過去改変
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ひょんなことから、過去へ介入できるタイムリープマシンの開発に成功したオカリンとそのラボメンたちですが、それがゆえに巨大な組織に狙われることになります。

ここから物語が一気にシリアスに。

オカリンは組織の攻撃からラボメンを救おうと、過去にタイムリープを繰り返して歴史を改変しようとします。

しかし歴史を改変し、世界線が変わると前にいた世界線はなくなります。

その消失を認識できるのはオカリンだけ。

他の人は何事もなかったように変わった世界線で普通に生活します。

その人の過去がどれだけ素晴らしくても、記憶は儚く消えます。

だから彼は1人で悩みます。

大事な人の過去を変えるということの重大さ、辛さ、そして、儚さに気付き、悩みます。

特に後半、何度も何度も、ややもすると病的なまでに歴史を改変しようとタイムリープを繰り返すオカリンには心を締め付けられるような思いになります。

最初は厨二病全開で調子に乗ってた彼も事の重大さから悲壮感が漂い、疲弊していきます。

しかし、自らの軽率な行為から起きてしまった事件を必死で解決しようと努力します。もがき苦しみます。

そんな彼の成長していく姿が頼もしくもあり、悲しくもあり…。

大事な人を助けるために大事な人を犠牲にする・・・。

あなたにこの決断ができますか?

でもしなくてはいけません。

最後は本当に切なくて切なくて・・・。

序盤から中盤の、平和で馬鹿騒ぎしていた展開のころが懐かしく感じたものです。

虎之介、はっきり言って人生で初めてゲームで泣きました・・・。お恥ずかしい・・・。

さらに虎之介、人生で初めて周回プレーに挑戦します。

このゲーム、周回プレー前提で、1回のクリアでは謎が解明されません。

でも今までの虎はそういうことはお構いなしでした。

「あんたらがエンディングロールを出したんやから、俺はそれでやめる」


「さらに強敵が出てくるって、じゃあエンディングって何?」って感じでした。

だから虎は周回プレーや、やり込み要素は大嫌いです。

でも今回は違います。

「また最初からできる」
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「こんなにうれしいことはない!」

そう言えばしろくろさんも言ってました。

「ゲームをしたことない人にこそやってほしい」と。

虎もそう思います。

映画でもなければ小説でも漫画でもない。ストーリーに介入できる「ゲーム」だからこそできる極上のエンターテイメント。

ぜひ色んな人に体験していただきたいです!

最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

そしてしろくろさんと、何よりもゲームを紹介してくれたトビーさん、ありがとうございました!