先週木曜日(2023/066/01)、BS朝日放送で中村雅俊さんが京都と奈良の五重塔を訪ねる「古都を見守る塔の謎」を見ました。そして一昨日(2023/06/04)、読売新聞を拡げると3面分を使って五重塔特集記事が。五重塔好きな私の気分が盛り上がり、今まで自分で写してきた五重塔の写真を引っ張り出しました。

 

↑上が6/4付け読売新聞15面、下が同16-17面です。↓

 

↓現在、国宝に指定されている五重塔は9塔あるそうですが、日本で一番高い五重塔はこの高さ54.8mの、京都の世界遺産である東寺(京都市南区)の国宝五重塔です。

 

↓京都府木津川市の、行きにくい山の上にある海住山寺の国宝五重塔です。初層の屋根の下に裳階(もこし=庇・ひさし)が付く、珍しいスタイルです。

 

↓私が足を運んで写した法隆寺の五重塔です。基壇からの高さ31.5mで、現存する日本最古の国宝五重塔が、この奈良県斑鳩町の法隆寺西院伽藍の五重塔です。

 

↓近々1901年以来の大修理が始まる奈良市興福寺の五重塔。天平2年(730年)、興福寺を創建した藤原不比等の娘・光明皇后(聖武天皇の皇后)が創建したものです。

 

↓女人高野と呼ばれる奈良県宇陀市の室生寺の、国内最小の五重塔です。姿もとても美しい私の好きな五重塔です。

 

↓山口市、瑠璃光寺の五重塔は、時間の都合でたどり着くのが遅れましたが、ライトアップされたものを写すことができました。

 

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以上のほかに山形県鶴岡市の羽黒山、京都市伏見区の醍醐寺、広島市の明王院に国宝五重塔がありますが、残念ながら行けていないか、行ったけど写真に家族が写りこんでいるのでご紹介できません。

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その代わりに国宝の三重塔(13塔あるらしい)を6塔ほどご紹介します。すべて自分で赴いて自分で撮影したものです。

 

↓京都府木津川市にある浄瑠璃寺の国宝三重塔です。

 

↑奈良市薬師寺の塔は高いので五重塔と思われがちですが、各階の屋根の下に裳階(もこし=庇・ひさし)がついている国宝三重塔です。上の写真が東塔、下が西塔です。↓

 

↓奈良県葛城市にある当麻寺の国宝三重塔で、東塔(左)と西塔(右)です。

 

↓奈良興福寺は国宝の五重塔が有名ですが、この三重塔三重塔も国宝です。康治2年(1143年)に創建されました。現在の建物は鎌倉時代の再建です。