八所御霊神社は、奈良市秋篠町の秋篠寺旧境内、現在の南門の前にある神社です。由緒沿革は定かでないですが、崇道天皇以下御霊八所(火雷大神、崇道天皇、伊豫親王、藤原廣嗣、文室(ふんや)宮田麻呂、橘逸勢、吉備大臣、藤原夫人)を祭神としています。

 

↓朱色が美しい、入り口の鳥居です。

 

↓手水舎です。コロナ防止のため柄杓、布巾は取り外してあります。

 

↓神門などはなく、鳥居の奥に非常に端正な拝殿が見えます。

 

↑拝殿前の狛犬は長い歴史を感じさせ、いまは苔むしています。↓

 

↓ご本殿の屋根の部分です。本殿は三間社流造で、室町時代の造立と言われ、奈良県指定文化財となっています。この建物は春日大社末社三十八所神社本殿と酷似しており、その旧社殿の可能性が高いと言われています。

 

↓由緒ありげな境内の井戸ですが、由緒などの説明はありません。

 

↑奉納された石灯籠ですが、ロウソクを出し入れする部分に風除けでしょうか、竹ヒゴで抑えがあるのが珍しいです。↓