年末ではありますが秋篠寺へお参りしてきました。秋篠寺は、奈良時代末期780年頃、光仁天皇の勅願によって建立され、開山は善珠僧正と伝えられています。本堂の多くの仏像の中でもとくに有名なのが伎芸天(重要文化財)で、その造形の優美な写実性は私のもっともお慕いする仏さまです。また皇室「秋篠宮家」の宮号は、この秋篠寺のある「秋篠」の地に由来するそうです。


↑山門は二つあって写真上が南大門(正門)、写真下は東門で、それぞれ落ち着いた簡素な趣です。↓


↓東門を入ってすぐにある「香水閣」で、中には「香水」と呼ばれる井戸があり、京都御所での祈祷に用いられます。


↓境内は苔の絨毯に立木が林立し、とても心休まる穏やかな雰囲気です。


↓十三社。横長の屋根に小さな13の社が祀られています。


↓鐘楼。シンプルで重厚感あふれる造りです。


↓大元堂。本堂西側にあり、秘仏の大元帥明王像が安置されています。


↓開山堂とその奥は霊堂です。


↓いよいよ国宝の本堂(元講堂)です。建立は鎌倉時代でありながら奈良時代建築を思わせるお堂です。  


↓本堂内には本尊薬師三尊像(重要文化財)を中心に、十二神将像、地蔵菩薩立像(重要文化財)、帝釈天立像(重要文化財)、伎芸天立像(重要文化財)などが安置されています。この画像は、「切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記」からお借りしました。事前にお断りすることができないままアップしたことをお詫び申し上げます。


↑秋篠寺を名高くしている像高206㎝の伎芸天立像(重要文化財)です。本物は撮影禁止なので、仏像販売の「仏像ワールド」の木彫再現像の写真ををお借りして紹介しています。本物の写真ではありません。↓  


↓石像2体。右側は役行者です。左側は風化して何のお像か判別できません。


↓この石像は、手を合わせているところからお地蔵さまと思われます。とても可愛らしいです。


↑緑一色の境内に赤い実の木がありました。Googleの画像検索で探すと「トキワサンザシ」だと教えてくれました。↓