天照大神(あまてらすおおみかみ)の五代目にあたる神武天皇は、九州の日向国高千穂から国の中心地を目指し東へ向かいます。その間想像を絶する困難に遭いながらも国内を平定し、ついに奈良の畝傍山(うねびやま)の東南、橿原宮(かしはらのみや)で第一代天皇として即位されました。橿原神宮はそれから延々と続く最高の格式のお社です。

↓正面入り口にあたる一の鳥居です。高さ約10m、直径1mもの大きさです。


 

↓一の鳥居を過ぎ、砂利道を進むと、向こうに二の鳥居が見えてきます。朝、早めに訪れたので、とても爽やかで清々しい参道でした。

 

↓突き当り左手に手水所があります。なんと私の自宅よりも大きな建物です。


↓手水所に正対して建つ横長の姿が美しい南神門です。南神門は八脚門で、屋根は切妻造の銅板葺です。

 

↓境内でひと際大きく目につく昭和14年(1939年)建立の外拝殿です。ご祭神は神武天皇と媛蹈韛五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)の二柱です。


↓内拝殿。内拝殿は、勅使が参向して行われる例祭「紀元祭」など諸祭典が執り行われる社殿です。この奥に幣殿、さらにその先にご本殿があります。


↓土間殿。土間殿は、法隆寺五重塔をはじめ国宝や重要文化財に関わった宮大工西岡常一が棟梁として初めて造営した建物です。


↓北神門。元は正門として大正4年(1915年)に建造された唐破風造の平唐門です。


↓皇后陛下御歌塚。現在の皇太后さまが参拝の折りに詠まれた「遠つ世の 風ひそかにも聴くごとく 樫の葉そよぐ 参道を行く」の歌碑です。


↓以下3枚は橿原神宮の横の長山稲荷社です。橿原神宮の末社ですが、橿原神宮御鎮座以前からこの長山の地に祀られていたという古社です。

 

 


↓長山稲荷社で見かけた切実な青年の願いです。いよいよとなれば私のGFを紹介しても良いですが、私より10歳くらい年下なので70歳前後というのがちょっと問題です。と、冗談はさておき、願いが叶うことを一緒にお祈りいたします。


↓橿原神宮を訪れたとき、ちょうど菊花展が開かれていました。以下はその美しい花々の一部です。