桑名宗社とは、桑名神社と中臣神社の両社をあわせた名称であり、古来桑名の総鎮守として地域の繁栄の神様として信仰を集めています。永仁4年(1296年)に奈良春日大社から春日四柱神を勧請合祀してからは地元では「春日さん」の愛称で親しまれ呼ばれています。建物は昭和20年の戦災ですべて焼失しましたが、その後再興され現在に至っています。

↓青銅鳥居。「勢州桑名に過ぎたる者は銅の鳥居に二朱女郎」と歌われた日本随一の青銅鳥居です。


↓神門。消失前は松平定永によって寄進された三間一戸・重層入母屋造りの楼門で、正面左右には左大臣・右大臣、裏側には金剛力士像が安置され、その姿の美しさは日本一と言われたといいます。現在のものは平成7年再建。


↓神門をくぐると本殿に向かって一直線に参道が伸びています。

↓手水舎(御膳水井)。明治天皇が桑名にお泊りの際、水質が市内で最良の故に御膳水として供されたそうです。


↓拝殿は、神社創設のいきさつから拝所が2か所あります。左が元中臣神社、右が元の桑名神社です。


↓桑名宗社の祭神さまです。


↓桑名東照宮。桑名藩主の息子本多忠刻に再嫁した家康の孫千姫が勧請したそうです。


↓桑名東照宮の左隣には、ご祭神天照大御神を祀る皇太神宮御分霊社が鎮座しています。


↓以下3枚は春日稲荷。境内社ですが朱色が美しく、この鮮やかな色が好きな私は嬉しくて3枚もアップしました。