令和5年9月7日、小島顧問が熊本県水前寺倫理法人会さんで講演をされました。

ここでも、小島顧問は八代の畳とい草が未来へ向かって挑戦を始めたことをお話されました✨

以下、水前寺倫理法人会のFacebook投稿からの引用です。

【水前寺倫理法人会】本日の即効レポート
9/7(木)6:00~7:00 @ホテル熊本テルサ
🌸第177回 水前寺倫理法人会 経営者モーニングセミナーを開催しました。

◎テーマ『日本で初めて『自損型輸入』の克服にむけて動き出した熊本、その挑戦とは?』 
J-Tech Transfer and Trading 代表 小島 尚貴 氏をお招きしてご講話頂きました。

令和6年度になり最初のモーニングセミナー
年度最初の会長挨拶は1年間会長を努めた市原会長のご挨拶と目標の発表からスタートしました。
初代会長からの想いを継ぎより良い会作りをおこなって次の会長へ渡していくと宣言されました。
今期もより良い皆さんの学びになる水前寺倫理法人会を目指して一同しっかりと会長をサポートして行こうと
改めて想うとてもよい機会となりました。

さて本日の講話は福岡よりおいで頂きました小島講師
様々な場所で公演を行っており本なども執筆されている方です。
今回のテーマである『自損型輸入』これは講師が作られた言葉とのことでした。
あまり聞き慣れないこの言葉。一体どのようなお話なのか興味がそそられながらお話がスタートしました。

●広がっている「三方悪し」の経営
今まで15年間、輸出業に関わるお仕事をされている講師
その輸出を通じてある問題に気がついたそうです。
それは輸出している製品が実は和製メイドインチャイナつまり製造が外国で作られている物が多いという事だったそうです。
地産地消で作られるものであれば地域の経済が生まれる。潤うはずなのですが、コストの安い国でノウハウや資金を提供して
製造・輸入・販売を行う。こうすると安価に製造ができるようになり結果安価な販売が可能になります。
コストダウンすることで利益もでるしマーケットに安価な商品を提供できますが、国内や地域の様々な生産に関わる方々に大きな打撃を与えてしまいます。
このような輸入の状態には名前がなかったそうで講師がつけた名称が『自損型輸入』
講師はこの『自損型輸入』に警鐘を鳴らすべく活動をされているとのことでした。
八代のい草問題などの事例をご紹介されましたが中国からの輸入により打撃を受けた同産業では相次いだ自殺者なども出るような大きな問題に発展しています。

●蔓延するコスパ病
こういった消費のプロセス、コストが高くなる自国で作られたものを使わず安さにフォーカスされたものを有難がる傾向を
「コスパ病」と講師は呼び警鐘を鳴らされているそうです。
このような現状を問題提起として様々な場所で発言される活動をおこない始めました。
はじめは中々お話を聞いてもらえなかったですが徐々に反響が出始めて様々な場所での発言の機会
そして本の執筆、今では沢山の公演依頼が来る様になったそうです。

●震源地は熊本
新しく書かれた本は先述した八代の畳問題について
現在すごいペースで売れてどんどん広がっていっているそうです
ついには国産畳表復活に向けて動き出したのが熊本の八代
勇気をだした発言が沢山の生産者さんから指示され今大きな渦になっているとの事でした。

最後に講師は「正しい事を正しいと言えるように」と力強いメッセージをお話されていました。
今日沢山のお話を聞いて会場の皆さんも各々に想うことがあったのではないかと思います。
お話をお聞きし、大切にしないといけないもの。そして経済を優先することによって失われた大切なものを改めて考えるとても素晴らしい機会となりました。

小島講師 本日は素晴らしい講話を誠にありがとうごいました。

本日も朗らかに安らかに喜んで進んで働きましょう