今回の作業…。
作業手順に従って組み立てていきます。
まずは機体の組み立て。
本体。
右側面に大きな四角い枠がありますが、別パーツになってます。4つの穴はピンバイスで開けた穴です。
四角い枠には外板が、穴には追加機銃が付きます。
外板の右上に出っ張りがあります。
指示に従い、削ぎ落とします。
外板を接着しました。
少し飛び出し気味ですが、これで良いみたいですね。
…とまあ、順を追って進めていくわけですが、説明書を見るうちに心がザワザワしてきました。
「乗務員昇降はしごを出した状態で完成となります」
「これでいいのか…」
答えは簡単。
「いいんです」
良いに決まってます。説明書がそう指示しているんだからそれが正しいんです。
戦場では、指示や命令に疑いを持つ兵士は役立たずです。
私は役立たずなので疑いを持ちます。
そして…正義を実行します。
「パカパカさせる」
パカパカ第1弾は「爆弾倉ハッチをパカパカ」です。
これを開閉できるようにします。
……出来るのか……。
実機の画像で、どのくらい開くのかを確認してみました。
当然、爆弾を落とすので、バックリ開きます。これを再現したいわけです。
さて……ここからは「産みの苦しみ」。
まずは「どのような仕組みで開閉させるのか……」
単純に蝶番のような仕組みを考えましたが、これだとパックリ開くところまで稼働しません。そして蝶番は「見た目を悪くする」し、取り付け自体が複雑になりそうで却下です。
せっかくなのでなるべく目立たない加工をしたいのです。
目指すのは「単純に……控えめに……」です。
……ハッチの開閉をシミュレートしてみて思いましたが、これってかなり面倒くさい作業なんじゃないの?
色々と考えてみましたが、行き着いたシステムがこちら……。
機体側に縦方向の真鍮管(内径0.3mm)、ハッチ側に横方向の真鍮管(内径同じ)を取り付け、つなぎとしてL字型に折り曲げた真鍮線(0.3mm)を差し込んで稼動するようにしました。
組み立てるとこんな感じ。
今回を上回る苦悩と困難の予感……。