プラモ製作 ハセガワ 1/72 B-25J ミッチェル その2 | プラモデル製作記録

プラモデル製作記録

チマチマとマイペースに作っていく過程を、記録していくだけのブログになります。

…ああ、上手になりたい。

今回の作業…。


作業手順に従って組み立てていきます。


まずは機体の組み立て。


本体。

右側面に大きな四角い枠がありますが、別パーツになってます。4つの穴はピンバイスで開けた穴です。



四角い枠には外板が、穴には追加機銃が付きます。



外板の右上に出っ張りがあります。


指示に従い、削ぎ落とします。


外板を接着しました。


少し飛び出し気味ですが、これで良いみたいですね。

…とまあ、順を追って進めていくわけですが、説明書を見るうちに心がザワザワしてきました。





「乗務員昇降はしごを出した状態で完成となります」


箱の画像を見てみると…。開きっぱなしなんですね。
搭乗口はおろか、爆弾倉のハッチも開きっぱなしです。





「これでいいのか…」






答えは簡単。







「いいんです」




良いに決まってます。説明書がそう指示しているんだからそれが正しいんです。


戦場では、指示や命令に疑いを持つ兵士は役立たずです。



私は役立たずなので疑いを持ちます。

そして…正義を実行します。


「パカパカさせる」


パカパカ第1弾は「爆弾倉ハッチをパカパカ」です。


これを開閉できるようにします。

……出来るのか……。




実機の画像で、どのくらい開くのかを確認してみました。

当然、爆弾を落とすので、バックリ開きます。これを再現したいわけです。



さて……ここからは「産みの苦しみ」。



まずは「どのような仕組みで開閉させるのか……」

単純に蝶番のような仕組みを考えましたが、これだとパックリ開くところまで稼働しません。そして蝶番は「見た目を悪くする」し、取り付け自体が複雑になりそうで却下です。


せっかくなのでなるべく目立たない加工をしたいのです。


目指すのは「単純に……控えめに……」です。


……ハッチの開閉をシミュレートしてみて思いましたが、これってかなり面倒くさい作業なんじゃないの?




色々と考えてみましたが、行き着いたシステムがこちら……。
機体側に縦方向の真鍮管(内径0.3mm)、ハッチ側に横方向の真鍮管(内径同じ)を取り付け、つなぎとしてL字型に折り曲げた真鍮線(0.3mm)を差し込んで稼動するようにしました。



組み立てるとこんな感じ。


外から見た図。





試しに設計図通りに接着した場合との比較をしてみました。

マスキングテープで仮止め。

外からの見た目。



並べてみる。

左側が仮止め。右側が稼動加工済み。
いい感じになってます。


上手くいきそうなので仮止めしているハッチも加工して、動かしてみました。




いいですね~。
相変わらずこの手の加工は強度に不安はありますが、まあ良しとします。


実はこのままでは開け閉めに不具合があります。
ハッチを閉めたとき、内側に入り込んでしまいます。

機体側にストッパーを付けることになりますが、それは次回以降の作業とします。



今回はここまで……。


次回はパカパカ第2弾、「乗降ハッチをパカパカ」に移りたいと思います。



今回を上回る苦悩と困難の予感……。