雨ばかりの秋の日なのに、この日は富士山もクッキリ。

朗読「梢」の会の一人、Mさんが働く老人ホームへ。

Mさんからは

注意すべきことをいくつか聞いていました。

例えば、急に叫び出すこともある。

二つのグループが久しぶりに一つの催しを観るので、

何があっても驚かないように。

そのほか色々・・・・

でも、心は必ず伝わります。とも・・・・

そう、私もそれは同感です。

港南中央のデイサービスへは20年近く伺っています。

以前は私よりも年が、かなり上の方が多かったので、

灰田克彦の「新雪」や高峯秀子さんの「銀座カンカン娘」を

憶えたのですが、今は美空ひばり以降の曲でOKです。

私の世代です。

20数年たった今は私の方が年が上かも知れません。

今日は、朗読は・・・

ストーリーのあるものはダメと言われていたので、

金子みすゞの「大漁」や「日の光り」などを皆さんと群読で。

北原白秋の「五十音の歌」群読はかなりの声量でした。

「大漁」の説明をした時・・・・・

「港で歓ぶ人間とは別に、海の中では

何万の死んでしまった鰯たちの

お葬式をしているのでしょう」と、

私はいつもの解説のつもりでしたけれど、

泣いている方が何人か居られて・・・・

人の感性と言うか、魂は活動して居るのだ!

驚くと言うか、心に響きました。

年を重ねて、分からないことのほうが増えても、

言葉にならない「見えなくってもあるんだよ」

の心はある。

大切なのものは眼に見えない・・・・と云った「星の王子さま」

 

私はこんなに可愛いおばあさんになりたい・・・

お婆さんには(すでになっているけれど・・・)

世俗的なモロモロは忘れてしまっても、

誰でも、魂と共鳴する鈴は無くさないのかもしれない、

認知症は辛い事だけれど、でも、今日は何か深く学びました。

いつか自分もなるかも知れないけれど、

今はお役に立ちたい!

古い懐かしい曲の歌詞を憶えようと・・・・

密かに決心致しました。

なかなか暗譜は出来にくいけれど・・・

あの日の朝は、

月が丸くて薄切り大根の切り口の様でした。

88歳。

役立つ道へ新たな目標を一つ見つけました。