心身の不調で、通常通り仕事に行かれない状況になったとき

たいていの人は、職を失うことを不安に思います。

わたしも思いました。

でもがんになったら即解雇、ということにはなりませんでした。

 

病気にならない人なんていないし、会社だって忙しいし

そんなに簡単にやめさせられることはないのだと知りました。

医療の進歩や意識の変化もありますし。

会社にもよりますが。

 

転職活動の際も、病歴を公表する義務はないそうです。

 

正社員じゃないと不安は余計に大きくて、体調が悪いのに無理して

働いている人の記事を見ることも多いです。

 

昔々、人を派遣する側の仕事に関わっていたことがありますが

たとえば、今の派遣先の契約を終了することになったとしても

派遣元には別の仕事があるし、就業時間が短かったり

週3日くらいの契約形態を希望する人はたくさんいます。

フルタイムに比べると、仕事の数は多くないかもしれませんが。

 

これまで事務の仕事をしたことがないから、体がきつくても

立ち仕事を続けるしかないというわけでもありません。

なかなか人がみつからない場所や、仕事内容に人気がなくて

未経験でいいから誰か来てほしい、というような職場は案外

多いのです。

 

でも、派遣する側からすると、頑張ってくれて、派遣先でも

気に入られている人に、別の仕事に移りませんか?とは

言えないのです。自分から言ってくれないと。

 

お勧めなのは、まず今の仕事を辞めるのではなく

仕事をしながら、ダメもとで次を探してみることです。

何社も派遣登録したり、いろんなひとに相談したり。

 

休職が長引いて、会社や派遣元の制度が使えなくなる

こともあるから、そんなときは行政のサポートについての

知識があれば心強いと思うのです。

役所の窓口の対応が塩でも負けないくらいの。

 

病院の相談窓口や、マギーズのようなサポート団体や

弁護士さんに相談できるサイトなんかもあります。

 

不安でパニックになりそうなとき、まず大切なのは

だれかに相談できることではないでしょうか。