母の特養エピソード② | ケンシロウ日和

ケンシロウ日和

身の回りの出来事や思っている事を綴ります(^^)
好きな食べ物はうなぎの蒲焼きです!
(*´艸`)
時々、介護のお話も。
よろしくお願いいたします!
(^-^)

母の火葬が済んで、特養さんに退去の手続きに行った時


手続きをしてくださった相談員さん(男性40代くらい?)が


「実はね…カメコさんが亡くなる1ヶ月ちょっと前くらいかなあ…」


と話してくださったエピソード。





〃僕ね、その時カメコさんの車椅子を押していたんですよ。

それで僕がカメコさんに話しかけたんです。

そしたらカメコさんがよく聞こえなかったみたいで

「何や?」と聞き返されたんです。


僕、思わず

「好きです。」

と言ったんですよ。

(カメコを笑わすつもりだったらしい)



カメコさんね…僕の目を見て真剣な顔で


アンタな…私かて、男の人と付きおた事がない事はないんやで。ほんな

事言うっていう事は覚悟して言うてるんやろな?

って言われたんです。

なんか…カメコさん

オトコマエでした。カッコ良かったです。

僕、ホロホロってきて、また「好き」って言いました。〃




母の若い頃の恋愛話を聞いた事など

ほとんどなかった私は

びっくりしましたびっくり


滝汗

とてもびっくりしました。


いや

相談員さんにもびっくりですびっくり

何を言うねん


認知症が進行して、娘の私の名前も忘れてしまった母でしたが

相談員さんとのやり取りで、はるか昔の恋愛を思い出したのでしょうか?


満開の桜を背景に微笑む

母カメコの遺影に話しかけても

答えてはくれそうにありません。