もう何年も前(何十年かも?)に
私の遠い親戚の男性(しゅんちゃん)に聞いた話です。
ある日、警察官ふたりとひとりの男性がしゅんちゃん宅を訪れました。
警察官でない方の男性には
手錠がはめられていたそうです。
警察官が説明するのに
「この男は空き巣の常習犯で、今回は別件での逮捕だったんですが、余罪の追及をしたら、ここのお宅で腕時計を盗んだと自供しました。それで確認のために来ました。」
と…。
対応したしゅんちゃんは驚いて
「確かに…だいぶん前に愛用していた腕時計を食卓の上に置いた後…なくなってましたがどこかに紛失したのかどうかよくわからなくて…。」
と答えたらしい。
結局、腕時計はその男が盗んでいた事がはっきりして
なんだかかんだか警察官に書類らしきもの記入させられて
警察官は手錠をはめたままの男をつれ帰っていったそうです。
時計は返ってこなかったそうです。
鍵をかける習慣がなかった山奥の限界集落村でのお話でした。