息子の受験のドタバタでウヤムヤにしてしまったなっていたお話の続きです
前回のお話
A君が入学した学部は、後期試験で合格した首都圏にある国立大学工学部でした。
しかしながら…
本当に入学したかったのは、北の方の旧帝大…
本意ではなかったけど…
浪人してまた目指そうなんて力も到底湧いてこず、イヤイヤ進学したそうです
大学時代のA君は、とにかくあがいてあがいて、学際的にたずさわりたい研究分野に近づけるように取り組んだみたいでした。
ある大学院を卒業した後、アメリカの大変有名な有名すぎて、すごすぎて実名は出せません○○に数年所属。
帰国し、いくつかの大学て教えたのち、関東の国立大学で教授となりました。
研究で受賞もされたそうです
A君が、今の研究分野に興味を持ったのはなぜか…
A君の、母方のおばあちゃんは、認知症でした。(同居されていました)
優しく働き者だったおばあちゃんが、心身共に変貌していくのをそばで見続けていたA君は、人間の脳の機能について強い興味と関心と疑問を抱いたようです。
当時、訪問介護にきてくださっていたヘルパーさんが、○○ちゃんのおばちゃんに、こんなお話をしてくれたそうです。
先日、いつものように訪問したら、おばあちゃんに話しかけているA君の声が聞こえてきたそうです。
「おばあちゃんに話かけている孫さん(A君)の声がね、何とも優しくて、愛って言葉がピッタリでした。」
と微笑みながらおっしゃったんだとか。
最先端医学や科学というと、愛という言葉からは、かけ離れているような気がしたりします。
でも、案外ものすごく近いところにあるのかも知れませんね。
この話をしてくれた、○○ちゃんのおばちゃんは、先日亡くなりました。
ALS
筋萎縮性側索硬化症
でした。
息子が当時、医学部を目指していたのを知って
「おばちゃんの希望の光になってね。」
と言って応援してくれていました。
違う学部でめんなさい
○○ちゃん(友人)のご実家を訪ね、おばちゃんに手を合わせる事を許して欲しいとお願いしました。
○○ちゃんもいてくれて、お父様も同席してくださいました。
おばちゃんの遺影は、いつもどおりの笑顔で、口ぐせの ありがとう の笑顔でした。
私はもう、号泣してしまって言葉にならず、○○ちゃんまで泣き出してしまいました。
カオス
友人は、息子の合格を喜んでくれました。
そして、友人は、亡きおばちゃんが息子の受験で母の私が疲れ果てていないか心配してたんだよ、と教えてくれました。
最後まで走り抜けないと、本当の事は分からんよ
と、おばちゃんはいつも話していました。
私もそう思います。
そう信じます。
息子が誰かの希望の光になれるような人になって欲しいなあ…と思いました。
大学でも、手を抜かず努力をして欲しい
おばちゃん、ありがとう
駄文長文失礼しました。
読んでくださって本当にありがとうございました🍀