今日は介護保険の利用手順等のお話をしたいと思います。

 

私の母は95歳です。

で、2024年の4月まで、物忘れの症状はあるものの、介護保険とは無縁の生活をしていましたが、2024年4月に転倒して首の骨を骨折しました。もちろん入院。

幸い、骨折箇所は神経に触れていなかったため、しびれは今もあるようですが、麻痺などの後遺症はありません。

 

首の骨を骨折は、骨がつくまで首にコルセットつけて絶対安静です…。

寝たきりです。認知症症状のある母は、入院中、コルセットを頻繁に外していたようですが…。

 

父と母は二人暮らしでしたので、母が退院しても90代の父が母の介護をできるはずないため、退院後は母はいよいよ施設暮らしか…と覚悟をしていました。

 

私の仕事は施設ケアマネです。居宅ケアマネの経験もあります。

介護業界に転職したのは39歳ですが、自分の家族が要介護状態になったときに困りたくないから…というのが一番の理由です。

 

で…、親が要介護状態になったときにまずしたこと…

 

⓵介護保険申請

入院して早い段階に介護保険申請を行いました。

退院後に施設生活…と覚悟はしていたものの、もしかすると在宅に戻れる可能性もあるかもしれない…とも思い…。

在宅に戻る場合は、介護度が高い方が介護保険内で多くのサービスを入れることができます。

入院間もない段階で認定調査が入ると、高い介護度を得ることができると思いました。実際に、母は要介護5の結果となりました。(1年後要介護1になりましたが…)

 

②ケアマネジャー探し

一般的にケアマネジャーを探すのは、「地域包括センター」に相談かと思います。

ただ、私は居宅ケアマネ時代に関わったフットワークの軽い福祉用具事業者の担当者に「あなたが連携のとりやすいケアマネを紹介してほしい」とお願いして、ケアマネジャーを紹介してもらいました。

在宅のケアマネジャーについては、利用者・家族が選ぶことができます。ですので、近隣の評判の良いケアマネジャーにお願いしてみるのも一つの方法かもしれません。

 

③住宅改修

要支援以上の介護度であれば、介護保険で手すり設置などの住宅改修ができます。

母の場合、住宅改修の申請時に介護保険の認定結果は出ていませんでしたが、要支援以上は絶対に出ると思っていましたので、認定結果が出る前に自宅の廊下や浴室の手すり設置のための住宅改修を申請しました。

ただ、これにはいくつかの注意事項があります。

・申請から申請許可が下りるまで数週間かかります。確実に在宅に戻るのであれば、退院までに終わるよう早めの申請がよいです。

・退院後に直接施設入居した場合、住宅改修の費用は保険適用になりません。

 

私は、入院1か月半ほどして、在宅に戻れる可能性があるかも?と見えたあたりで、福祉用具事業所に相談しました。父には施設入居した場合は、工事費用全額家族負担になることを伝えてから申請しました。

 

④病院へのリハビリ内容依頼

入院した当初から90代の父には、母についてもう自宅での生活は無理と伝えていましたが、父は「わかっているけど、でも家に戻ってきてほしい」と言いました。

 

在宅で過ごすには、まず…

・階段昇降できること:我が家がエレベーターのないマンションで2階以上であるため、階段昇降できなければ、退院時に家に上がることはできません(もちろん、ストレッチャーを使えば可能ですが…)。

・ベッドから一人で起き上がり、トイレ動作ができること。:父に母のオムツ交換は無理です…

 

上記2点を病院のリハビリ担当者にお願いしました。

この2点をクリアすることは無理と思っていましたし、この2点をクリアしないと在宅に戻すことはできません。

 

結果…2か月半の入院で、母は上記2点をクリアしました…。

 

もし、ご家族で退院後に在宅に戻ることを考えている方がいましたら、リハビリ担当者に在宅生活を行うにあたっての条件を是非伝えてください。リハビリ担当者はそれに向けたリハビリを行ってくれます。

 

⑤父の介護保険申請

父はなんとか自分のことは自分で行うことができ、自立した生活できますが、父にも介護保険を申請してもらいました。

訪問介護には身体介護と生活援助があります。身体介護は入浴介助や食事介助などの身体への介助になります。生活援助は掃除や料理などの生活への支援になります。

介護保険は、要介護者に同居家族がいる場合、いくら同居家族が高齢者であっても、基本的に「生活援助」は同居家族が行ってください…と介護保険のケアプランに入れることができません。

ですから、父にも認定調査を受けてもらい、脊柱管狭窄症もあり、「要支援1」を受けてもらうことで、父にも支援が必要ということで…要介護者の母の生活援助を父が行うことは難しいとしました。

 

⑥退院後のケアプラン

父が「母と住み慣れた家(マンション)で一緒にこれからも過ごしたい」というので、退院後はマンションに戻ることにしました。

母は退院の時点で要介護5でしたので、たっぷりサービスを入れることができました。

ケアプランの内容は、⓵毎日朝と夜の口腔ケア・オムツ交換・着替え ②週2回の入浴介助 ③週2回のリハビリ ④週1回の買い物代行(生活援助) ⑤週1回の掃除(生活援助)⑥週1回の料理(生活援助)

要支援1の父のサービスと合わせたプランです。

 

そして今…あれから間もなく2年…

入院中、母は「オムツ外し」のために「つなぎ服」を着せられていたこともあったようですが、退院後、パット内失禁はありましたが、数週間でパット内失禁もなくなり、夜間も自分でトイレに行き、そのうちヘルパーさんがリハパンを穿かせても自分で布パンツに穿き替えるようになり…、で、失禁もないため、今は終日布パンツです。

ですので、朝・夜のヘルパーさんはもう来ていません。リハビリも週1回に減らしました(要介護1になったので…)

 

訪問診療の先生から、「認知症の検査を受けるなら紹介状を書きます」と言われましたが、母は物忘れはあっても平和に過ごしているし、90代だし、認知症の薬(精神科薬)飲んで平和が壊れるのも嫌だし…何より母が検査を嫌がるでしょうし…。なので、検査もしていませんし、認知症のための薬も飲んでいません。

 

…それにしても…オムツ外し程度で「つなぎ服(拘束)」って…。

パットが濡れたから濡れたパットを自分で取っただけだと思うんですが…えー