日本共産党習志野市委員会・習志野市議団は、8月に市民の皆様から要望、意見を習志野市に届けるために申し入れを行いました
コロナ第7派対策 習志野市へ申し入れ
8月9日に、コロナウイルス第7波を抑え込み、感染者への支援を求める緊急要請を提出しました。新型コロナウイルスに感染しても、医療機関にたどり着くことが出来ない方が増え、深刻さが増しています。保健、医療体制の充実と情報提供体制の強化を求めています。
2022年8月9日
習志野市長 宮本泰介 様
日本共産党習志野市委員会・日本共産党習志野市議団
新型コロナウイルス感染「第7波」を抑え込むための緊急要請書(第8次)
新型コロナウイルス感染症対策に日々奮闘している市長及び市職員の皆さんに敬意を表します。
新型コロナウイルスは、さらに感染力の強い変異株へ置き換わっています。その影響により、急激な感染拡大の「第7波」が起こり、医療・介護・保健所などの現場はきわめて深刻な危機的状況に陥っています。
習志野市では、7月中旬から3桁台の新規感染者の発症が続いています。7月28日発表では、過去最高の311人の新規感染者が発生しました。8月8日現在で直近1週間の感染者1415例が確認されています。
公衆衛生および感染症対策の基本は、徹底した検査によって、感染者を保護・療養することです。新型コロナウイルスの特性は、無症状の感染者が多数存在していることであり、感染症対策の基本を堅持してこそ感染拡大抑制と社会経済活動の両立が可能となります。
8月は、観光、帰省などで人の移動が増大するレジャーシーズンです。このままでは、いくどとなく繰り返されてきた感染拡大の大波によって市民の命と健康、地域経済に深刻な影響をもたらすことは避けられないと言わざるを得ません。
よって、感染リスクを最小限に抑え込みながら、日常の社会活動を可能にするために、以下の事項について検討するよう強く求めます。
要 請 事 項
1.市対策本部として「第7波」との認識をもち、「第6波」までの教訓を生かした感染拡大を最小限にとどめるための対応・対策を市民に直ちに示すこと。
2.広報習志野臨時号で、市内の発熱外来を受付けている医療機関名、検査キットで陽性になった場合の対応方法、発熱した場合の対応方法など、新型コロナ対策の最新の情報を市民に周知すること。
3.希望者へのワクチン接種と合わせた無症状者への徹底したPCR等検査について
①必要な人に新型コロナウイルス感染症検査キットを無料で配布すること。
②県が5月で中止した無症状者を対象とする一般検査事業を速やかに再開することを県に要請すること。
③クラスター(感染集団)発生の可能性が大きい高齢者施設などの職員、利用者に対する無料検査を週一回程度実施すること。
④希望者へ早期ワクチン接種を進めること。4回目のワクチン接種については、対象となる人への十分な周知をはかること。
⑤スマ-トホンやパソコンで接種申し込みができない市民が、申し込みしやすい方法を検討すること。
4.市の新型コロナウイルス感染症の相談窓口で、後遺症についての相談を受け付けること。
5.保健所および医療提供体制の抜本的な強化
①医療機関における病床確保と十分な補償、必要な臨時医療施設および宿泊施設の準備を怠らず、在宅療養者を極力減らすことを県に要請すること。
②感染者の健康観察および入院・宿泊施設での療養・保護は、保健所の責任で感染者に対して能動的に対応すること。そのために、保健所の常勤職員の大幅増員をすすめつつ、臨時的な人員体制の強化をはかることを県に要請すること。
6.国に対して成田空港利用者への検査を始めとする万全な感染防止対策を求めること。
以上