習志野文化ホール 再建設

116億8千万円のJR津田沼駅南口「優先」に

 7月14日、習志野市は検討してきた習志野文化ホールの「再建設基本構想」まとめました。

 JR津田沼駅南口のモリシア津田沼の一部である文化ホールが、モリシア津田沼の信託受益権を持つ野村不動産の市街地再開発計画により、再建設の必要が生じました。

文化ホールの老朽化対策やバリアフリーの必要性は議論されてきましたが、野村不動産主導の再開発による文化ホール再建設は莫大な財政負担が生じるため、厳しくチェックをする必要があります。

 

どこに文化ホールを建てるのか

 現在地の再建設だけではなく、市役所跡地に再建築する案も浮上。メリット、デメリットが議論されてきました。(図参照:再建基本構想より)

 市のJR津田沼駅南口・旧庁舎跡地の再建候補地の比較では費用をJR津田沼南口が約116億8千万円、旧庁舎跡地が79億2千万円と試算しました。

候補地の選定について「基本構想」は「今後も両候補地が持つ課題解消を検討しますが(中略)JR 津田沼駅南口での再建設を優先に目指すこととします」と結論付けました。

約37億円も高額

JR津田沼駅南口を「優先」した理由はあいまいです。財政負担はもちろん、市民にとっての利便性や、必要とされる規模、機能などまだまだ議論は尽くされていません。

日本共産党は、これからも市民に愛される文化ホールになるように頑張ります。