どうすればこうした状況を避けられるか。

価値の高い,次の三つのものをお子さんに
持たせることです。 1 知覚力 「円熟した、
人々」は,「自分の知覚力を訓練し、正し
い事も悪いことも見分けられる」と,使徒
パウロは書いています。ヘブライ 5章14節

『でも、何が正しく何が悪いかは何年も前
から教えてきた』と思う方もおられるでし
ょう。確かに、幼い時に与えた訓練はその
時点で益となり、成長の次の段階に進むた
めの備えとなったでしょう。
テモテ第二 3章14節

それでもパウロは,知覚力を訓練する必要
があると述べています。子どもは小さい時
には何が正しく何が悪いかを知っているか
も知れませんが、思春期に入ると,『理解
力の点で十分に成長した者となる』必要が
あります。コリント第一 14章20節。
格言 1章4節。 2章11節。

お子さんが盲目的に従うだけでなく、筋道
立てて考える力をつけてほしいと思われる
でしょう。ローマ 12章1、2節 

どうすればその面で助けになれるでしょうか。

 一つの方法は、気持ちを自由に述べさせる事
です。話の腰を折らず,意に反することを言
っても過剰に反応しないよう努めましょう。
聖書も、「聞く事に速く、語ることに遅く、
憤る事に遅くあるべきです」と述べています。
     ヤコブ 1章19節。格言 18章13節

さらに、「心に満ちあふれているもの
の中から口は語る」とイエスは言いました。
       マタイ 12章34節

話を聴くなら、子供が実際にどんな事を気に
しているかが分かるでしょう。 こちらが話す
時は、角のある言い方を避け、できれば質問
してください。イエスも時折「貴方達はどう
考えますか」という質問をし,弟子たちだけ
でなく、かたくなに反対する人の意見も求め
ました。 マタイ 21章23、28節