宇宙で最も高性能の
学習装置    赤ちゃんの頭脳を読んで
(掲載、続編)

 「5歳に満たない子供がどれ程、話を聞いて
いるか、見分けるのは困難です。鍵は繰り返
す事です。 身ぶりを交えつつ毅然とした口
調で、何度も何度も、数えきれないと思える
程繰り返し言って聞かせる必要があります
―セルジュ,フランス
 「うちの子達は同じ環境で育ちましたが、
4人ともそれぞれ異なっていました。娘の
一人は,親の期待に添えなかったと知った
だけで泣きましたが,別の娘はどこまで我
を通せるか試そうとしました。 少し睨ん
だり叱ったりするだけで十分な場合もあれ
ば、お仕置きが必要な場合もありました」
―ネイサン,カナダ
「妥協しないことは大切ですが,独断的に
なったり厳格になったりしないようにする
事も必要です。 子供が本当に反省してい
るなら,時には状況を考慮に入れて軽く叱
る程度でよいと考えています」
―マテュー、フランス
 「ルールを多く作り過ぎないようにしてい
ますが、決めたルールは必ず守るよう求め
ています。 3歳の息子は,言いつけを破っ
たらどうなるかを知っていて、行儀よく出来
ます。私が疲れている時には、息子の良くな
い行動を見過ごしたくなりますが、一貫性を
持たせるためにも、強いて息子を正します。
一貫性はとても重要です」
―ナタリー、カナダ
一貫性 
「小さな子供の記憶は、コンピューターの
メモリーの様で、親が一貫していないと直ぐ
に気づきます」―ミルトン,ボリビア
 「息子は、自分の要求が通らない時に色々
な手を使って、親の答えが変わるかどうか
を試そうとします。 又、私と妻の言う事
が違うと、それに乗じて思いどおりにし様
とします」―アンヘル,スペイン
 「息子が悪い事をしても,私がいい気分の
時には何もせず。苛々している時には厳し
く叱るという事がありました。そうすると、
悪い行動をエスカレートさせてしまいます」
ギョンオク、韓国
「小さな子供にとって。間違っていると今日
言われた事はその後もずっと変わらない、
いう点を学ぶことは重要です」
―アントニオ、ブラジル
「親が一貫性に欠けていると、子供は父親と
母親が気まぐれで、その判断は気分次第で変
わると考えます。 しかし夫婦で定めた原則
を固守するなら、親が駄目と言った事柄はい
つも駄目だという事を知ります。このような
方法でも、親は子供に安心感を与え,愛情を
示す事ができます」―ジルマル、ブラジル
 「子供は,親を操れそうな状況を利用する事
があり、他の人がいる時に頼み事をしたりし
ます。 答えがノーなら初めからノーと言い、
幾ら強請られても答えは変わらないという事
を息子に示しています」―チャンソク、韓国
 「親は、一致結束する必要があります。ある
事柄について妻と意見が異なるなら、二人だけ
で話します。 親の意見が一致していないと、
子供は必ずといっていい程気づき、そこを突い
てきます」―ヘスス、スペイン
 「子供は,親が一致し、親を操れないという事
を知ると,安心する様です。素直に従う時もそ
うしない時も、どうなるかが分かるのです」
―ダマリス。ドイツ
 「妻と私は。娘にした良い約束を守る事も一貫
性に含まれると考えています。 それによって
娘は、私達、親の約束は信頼できるという事を
学びます」―ヘンドリク、ドイツ
「上司が仕事上の要求をころころ変えるなら、
腹が立つと思います。子供も同じです。子供
はルールを知り、そのルールが変わらないと
いう事を知ると。安心します。更に、従わな
い時の結果も知る必要があり、それも変わら
ないという事を知らなければなりません」
グレン、カナダ