推察
コックピットの格闘
B707RC-135のリモコン

NNN報道スペシャル
久保 晴生キャスター

取材の帰路中、青梅市を低空で
飛ぶ事故機を目撃したNTV(日本
放送)榊原 幹制作スタッフが、緊
急報道番組にスタジオ出演。

青梅街道の青梅駅の上空を
北北西に飛ぶ123便を目撃。

事故調査報告書では、
「レーダー記録の乱れの為正確な飛行
経路は不明である」(P.81、付録P.94〜111)

この時間帯ボイスレコーダーには、
ボイスレコーダーWeveファイル
NO8.時報付報告書と2分の擦れが有り

18:47:53「おい山だぞ」西多摩郡御岳山
(929m)をライトターン(右旋回)で回避。

機体は、左旋回に働きますが、
クルーは、徐々に大きく右旋
回に機体を持って行く努力を
傾けます。

18:48:54JAL123便は、東京ACC
と交信を開始します。

リモートコントロールに因る
機体操縦で急降下状況に陥る。

18:48:58「うあっ…大変だっ」

18:49.:00
各種警報装置が、一斉作動

「現在コントロール出来ますか?」
「アンコントローラブルです。
アー操縦不能」

9800フィート (2987m)
190ノット(351km/h)
降下角20°

18:49:07慌てて交信を終了する。機体の
立て直しに全力を尽して直ちにエンジン
全開で上昇に転ずるが、その間に、リモ
ートコントロールに因るレフトターン
(左旋回)に慌てる。

「ふかしましょうか」F/E
「パワー!パワー!」CAP

上昇角40°
18:49:05「山行くぞー!」CAP

西多摩郡の奥多摩町日原 前田 清志
巡査長(29) 「川下より低空で左翼を
大きく落とし斜めに落ちて来る感じで
…直ぐ翼を取り戻し通り過ぎ、
北西山並みへ」

右旋回で、横田基地、羽田空港に、
向かう努力も群馬県方面に向かわ
せる為の、リモートコントロール
での左旋回で、S字飛行する羽目
になりました。

地上管制官は乗務員に対し、横田に緊急
着陸の準備をするよう指示すべきかどう
か尋ねた。  伝えられるところによると、
返答はパニックになったような声で、
「はい、お願いします!」
だったという。 

その後、乗組員は「制御不能になった」
と述べた。

レーダーによると、この時までに飛行機は
向きを変え、S字型のルートに沿って北に
進み、陸地を通過していた。


1985年8月13日付ワシントン・ポスト紙

S- shaped Flight 123