墜落地点を特定した山口 知秋さんの証言 2.

切り立った斜面 への夜間の強行着陸
はやはり無理だった。米軍へリは軈て
上昇してきて左のほうへ飛び去る。
そのあとへ今度は大型ヘリ(自衛隊パ
ートル救難ヘリ)が、同じ様に降下し
て稜線の中に消え、すぐに上昇して
きて左のほうへ飛び去った。



 その間、プロペラ機は現場上空を、
大きく、ゆっくり旋回していた。
 C130輸送機だけに燃料の余裕が存在。

そこまで見届けて、山口氏が車に
戻ると、群馬県側から登ってきた
車と出会った。乗っていたのは、
高崎営林署橋原製品事業所に勤務
する山田主任ほか3人。群馬県側
の“山男”たちも考える事は同じで、
ニュースを聞くとすぐ武道峠に登
ってきたのである。 

現場は浜平山の奥、本谷国有林の中
だな」という事で一致したそうです。

山口さんは、自満々でバーカーのと
ころまで戻り、青木巡査部長にこう
告げた。 「ヘリコプターも確認した
ようだが、墜落現場は上野村浜平奥
の国有林の中だね」 青木巡査部長は、
早速、無線で長野県警日田署に報告した。

この貴重な情報は、長野県警によって
あっさり無視されて仕舞います。