リモートコントロール

航空機の飛行制御が、コンピュータで行われ
ている以上、その航空機を別のコンピュータ
で遠隔操縦する事は可能です。

別のコンピュータから、デジタル信号電波を
遠隔操縦(リモートコントロール)する飛行機
に送れば、当該航空機は遠隔操縦を受ける。
詰りラジコンと同じ原理で、可能になります。

遠隔操縦される飛行機には受信装置があり、
リモートコントロールされます。 但し、
リモコンされても、航空機の操縦の動き等
は、特に人力で制御された場合には、リモ
コン電波との鬩ぎ合いが起きる事になります。



ラジコン制御技術

JAL123便が、墜落事故を起こした1985年
頃には既に、飛行機をラジコンに依って飛
ばす技術に就いても、相当な進化をしてい
た様です。

 「ラジコン飛行機を自動操縦で飛ばすには、
エンジンの加速、減速、上昇飛行、下降飛行、
左旋回、右旋回等を地上のコンピュータで制
御するんだ。…コンピュータと言うのはね、
必ずしも、有線で情報をやりとりするとは限
らないんだ。 コンピュータから引き出した情
報を、無線で送ることだってできるんだよ。

要するに、有線であろうが、無線であろうが、
情報が相手に届けばいいんだからね」 「ラ
ジコン飛行機の場合はね、地上にある無線送
信機とコンピュータが接続されていて、その
都度、必要な情報を無線でラジコン飛行機へ
送信する。 飛行機のアンテナ線が、その情
報をキャッチして、地上のコンピュータが命
令する通りにエンジンの加速、減速、上昇飛
行や下降飛行、左旋回、右旋回なんかをやる
のさ」

「地上の送信機が、可変抵抗機に連結され、
それを少しずつ回転して、送信電波を変化
させるんだ。 すると、ラジコン飛行機に
搭載されている受信機が電波を解読する。 

そして、サーボモーターを制御するんだよ。
終局的には、送信機に接続された地上のコ
ンピュータが、飛行機を自動操縦するって
訳だ。 この場合の送信電波は、デジタル
電波だけどね」と有ります。

和久 俊三著 1986年に記された『一億分の
一秒の侵入者』の小説の中に出てくる主人
公に、ラジコン飛行機の事に、就いて語ら
せる形で書かれています。

1.パイロット達の操縦を無効にして遠隔操縦
【外部誘導信号→受信→電子回路の解析→
マニュアル動作遮断。

外部誘導信号→受信→電子回路の解析→
無線操縦】をする。

2.パイロット達の操縦を無効にし乍ら遠隔操
縦機能も無効にする。

3.遠隔操縦機能を無効にしてパイロット
達に操縦させる。

JAL123便の迷走飛行は遠隔操縦とパイロ
ット達に因る、操縦が混ざったもので有っ
たと言うのが真相の様です。