18:25 F-4EJの2機が発進した後に


RF-4E偵察機。 19:01 百里基地司令官が、 RF-4E

偵察機を出動させています。 「ファントム偵察機が
発進した」  元自衛隊員 町田 英夫氏の証言。

ファントム偵察機は装備面では航法機材が揃い

困難な地点標定が容易である。

カメラは機体のスピードに連動して写真が流れ
ない様になっており、側方偵察レーダー、赤外
線探知装置、低高度パノラマ、高々度パノラマ
・フレームの三種のカメラ、フラッシュ装置が
ついているので、雨中や夜間でも偵察できると
し、同機の赤外線探知装置は、日没や夜間に特
に有効である。

防衛庁がファントム偵察機を出動させ、赤外線
航空写真を撮影したとすれば、御巣鷹山の山腹
に散乱した機体からは、燃えあがる炎あるいは
鎮火後も続く高温状態が、御巣鷹山の山腹に散
乱した機体からは、燃えあがる炎あるいは鎮火
後も続く高温状態が、赤外線を発する熱源とな
るから、鮮明な点となってあらわれる。
そしてその北方約六キロから八キロの地点に、
集落の灯のくねりがあらわれる。

写真には撮影地点の緯度、経度も記録される。
この様な赤外線写真を群馬・長野の両県警、
推定地域の町村などに配布すれば、地元の人々
は、集落の灯が群馬県多野郡上野村梅原の神流
川の上流に沿ったものであることを容易く見分
け、そこから確実に、墜落現場をDIE特定出来
たに違い無い。

しかし、何故か防衛庁と航空自衛隊はファントム
偵察機の夜間出動をさせず翌朝、明るくなってか
ら現場の航空写真を撮影させた。

夜明けになれば、県警のヘリコプターでも容易に
現場を発見・特定出来るので、この様なファント
ム偵察機の使用は無意味なものであった。

夜間偵察能力を秘密にしたいために、ファントム
偵察機の夜間投入を避けたのだとしても、誤差の
大きいTACANに頼らずに、位置をつきとめる他
の方法もあった。

海上自衛隊厚木基地からP3C
対潜哨戒機を飛行させる事である。
P3CはロランCを搭載している。

これはアメリカ海軍が、海中のミサイル潜水艦
から旧ソ連や中国を核ミサイルで攻撃する際に
正確に目標をとらえるために、自分の位置
(射座)を確認することを目的として一九七〇年
代から地球規模に発展してきた精密航法システ
ムであロランCを使えば、日航機墜落現場の位
置は、三OOメートル以内の測定誤差で捉える
事が出来た。

しかし、防衛庁はそれをもしなかった。

更に、壁落現場が御巣鷹の尾根と外特定出来
ずに警察、自衛隊は寄せられた目撃者の情報
などを無視、周辺の御座山など外全く違う場
所に寝素に入り、どんどん時間だけを経過さ
せていき、日付は翌日13日へと変わっていた。

丸平成8年4月号の、自衛隊装備年鑑拠り