天照大御神は天岩戸に隠れてしまった。
世の中は闇になりますが、皆既日食が元に
なっているという説が出てます。




実際には天界の現象

ユダヤ系ローマ人の著述家、フラヴィウス
•ヨセフスによるユダヤ戦記には



「この時期に、イエスと名付けられた
賢人がいた。 彼の行いは善いものであり、
高潔な人として知られていた」

「そして、ユダヤ又は、その他の国から
出た大勢の人々が彼の弟子となった」

「ピラトは彼に磔刑での死刑を宣告した。
しかし、彼の弟子となった人々は、弟子
の身分を放棄しなかったのである」

ヒエロニムス『年代記』には、少アジアの
年代記記者フレゴンが西暦33年に大日食
があった事を記録した事が、引用されています。

「しかしながら、第202回のオリンピック大会
の第4年目(紀元32/33年)、日食が起こった。
それは古今未曾有の大日食であった。昼の第
6時(正午)昼は深い夜へと変わり、星が見える
程となった。又、ビチニヤに起こった地震で
ニケヤの町の多くの建物が倒壊した」

以上の記述は前述の人物フレゴンに拠る。

この時期に起こっている日食は、西暦29年
11月24日のみであり、小アジアでの発生時刻
も午前中で又、エルサレムからは皆既日食には
ならない。 そもそも、イエスの磔刑は過越祭
の日であるから満月であり、日食は起こりません。

この事から、フレゴンの観測した「大日食」
の正体は、少なくともヒエロニムスはこれ
をイエスの磔刑の日に起きた「太陽が光の
輝きを失った」奇跡の天界の現象だと言う
事です。

昼の12時になり、不気味な闇が「全土に
垂れ込めて、午後3時にまで及」びます。
(マルコ 15章33節)

これは日食によるものではありません。
日食は新月の時しか生じません。しかし、
今は過ぎ越しの時期で満月です。又、日食
の際の闇は数分しか続きませんが,今回は
もっと長く続き、この闇は神が生じさせた
ものだと判断出来ます。

人々はとても怯え、処刑に当たっ
た士官は、「確かにこの人は神の
子だった」と言います。(マルコ 15章39節)

他の人達も、起きた不思議な出来事に圧倒
され深い悲しみや恥ずかしさの為「胸を叩き
ながら」家に帰ります。(ルカ 23章48節)