世界の地層を調べてみると、一般に、地層の深い所
には単純な生物の化石が発見され、上に行くに従い、
高度な形態を持つ生物の化石が発見されます。

下には単純で下等な生物。上には複雑・高等な生物。
という原理は、ある程度まで、一般的に世界の地層
に見られる事からなのです(例外はあります)

この事は進化の各段階を示しているのであり、この
化石の配列は、生物がしだいに進化発展して来た事
の証拠であると主張しました。

しかし今では地層内の化石は、生物の進化を示すもの
ではない事が明らかにされています。 地層における
化石の出来方は、進化に関係しているのではなく、
むしろノアの時代の大洪水と関連している事なのです。



先ずは最初に、地層が長い年月をかけてゆっくり堆積
していった様な場合は、化石は形成されない、という
事実に目をとめる必要があります。


化石は、大洪水の様な激変的な過程がないと、
出来ません。科学者が言っている様に•••

「動植物が、崩壊しない様に素早く葬られ、
そしてその後・・・・温存されなければ化石は
出来無いです。もし、ゆっくり土砂が堆積
していったのだとすると、生物は化石に
なる前に腐敗し、分解されてしまい、骨格を
とどめる事が出来ません。即ち風化して仕舞うのです。



ですから、化石が形成されたと言う事は、生物が
何らかの激変的過程によって厚い堆積層の中に
素早く葬られ、空気とバクテリアから遮断された
事実を示しています。

この激変的過程としてノアの大洪水は、最も適切
な説明を与えます。 大洪水は、様々の動植物を
急激に葬り去り、その後それ等を厚い土砂の堆積層
の高圧力下に置いたからです。

大洪水は短期間の氷河期を齎しました。

大洪水が起きた時、地表の様相は大きく変化
しました。   天蓋(水蒸気層)が大雨と
なって降り始めると、地表の温度は次第に
下がり、寒冷化地球は、丁度ビニールを取り
去られたビニールハウスの様に温室効果を失い、
特に北極圏、南極圏は急激に冷却し、たちまち
氷原と化しました。


極地は極寒の地となり、他の地域に於いても、
夏冬の寒暖の差が大きくなりました。上空の天蓋
(水素が金属性を帯て)が無く為り、2気圧から下がり、
地表の気圧は現在の1気圧程度に為りました。

沸点や融点も変わりました。
 
氷河期は、今までに何度もあったのか?
大洋のボーリング調査の結果には沢山の
問題があり、氷河時代が何度もあったという
説と鋭く対立しています。

アメリカ気象庁の気象学者マイケル•J•オアードは

「氷河時代は1回だけだったことを示す、強い
証拠があります。 漂礫土の主な特質は、氷河
時代は1回だけだったとの立場に有利です。 

又更新世の化石は、氷結した地域では珍しい
ものです。 この事は、間氷期が多かったの
なら本当に不思議です•••」彼は氷河期は、
一回だけで、それはノアの大洪水の様な
激変によって生じたに違いないと結論しています。


化石は

化石は、急激に葬り去られ、高圧力下に置かれた時
にのみ出来ますが、高圧力下に置かれると、生物の
遺骸は比較的短期間で化石化するのです。 化石
とは、生物の遺骸が"石"化した物ですが、これは
化学変化の一つで同じ物質でも、高圧力をかける
と、全く違う性質になります。

人工ダイヤモンド

これは炭を高圧力で閉じ込めて作ったものです。
炭焼きで使う真っ黒な炭も、無色透明で輝く
ダイヤモンドも、同じ炭素から出来ていますが、
性質の全く違う物に為ります。

人工ダイヤモンドも比較的短期間で出来上がります。
天然のダイヤモンドや、他の全ての宝石もそうです。
最近では、ピーナッツバターから人工ダイヤモンド
を作ったり、ビーカーの中でオパールを作る事にも
成功しています。 圧力だけでなく、土砂の中の
化学物質の働きによって石化が非常に早く起きる事
があり、例えばセメントは、始め水に溶かした時
には液体状ですが、急速に石化していきます。
これは内部の化学物質の働きによります。

化石の原理も、これと全く同様です。圧力や
土砂内の化学物質の働きによって、生物の体
も性質が変化して、固い石になるのです。
化石が出来る為に、何億年もの期間は必要ありません。