「1914年8月から年月が経過するにつれ、

第一次世界大戦の勃発が一時代の終わり

となったと言う事が次第に明確になってきた」

ノートンの現代ヨーロッパ史



「第一次世界大戦は世界情勢という街道に
於ける重要な里程標となった。 それは一
時代の終わりであり、別の時代の始まりで
あった」  カーネル・R・アーネスト・
デュバイ著、第一次世界大戦小史の序文。 

しかし、1945年、原子爆弾の投下を
もって終わった第二次世界大戦に、
就いてこれこそ人類にとって真の
転向点ではと問う人もいます。
歴史家達はそれに対して、
否! と答えます。

そして、何故そうではないかをも
示しています。  「1914年から18年
の戦争は第一次世界大戦と呼ばれ、又、
時にただ大戦と呼ばれる。これは適切
な呼び方である。 それは歴史の
転向点となったからである。第二次
世界大戦やその後の冷戦は[1914年
から18年の]大戦によって、吐き出
された新しい感情、新しい状態、
そして新しい機構の中から何か
安定した機構を作り出そうと
して苦悩する地上の持ち上がり
にすぎない」 ジョン・マスターズ著、
14年から18年。

「第一次世界大戦を、現代史の大きな
転向点、更に他の破局への道を開いた
破局的な崩壊の始まりと見る歴史家が
次第に増えている」 
D・F・フレミング著、第一次世界大戦
の原因と遺産。

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https://toyokeizai.net/articles/-/586512

多数の新兵器が投入された第1次世界大戦。
総力戦によってそれまでの戦争と違い、
死傷者の数が激増した。そして戦争は結果
として社会や政治のあり方も変えていった。