天平6年 (734)

4/7 大地震(畿内七道地震では無い)
考古学上の発見からも理解可能です。

阪神・淡路大震災級の大地震が起きたとみられる事を、
岡山大の今津勝紀・助教授(日本古代史)と隈 元崇・
助教授(地震学)が明らかに。

大阪を南北に走る生駒断層帯が動いた直下型、
マグニチュード7.0~7.5で、7.3の阪神・淡路大震災並みの程度。
畿内七道諸国に遣いを出す必要性は無いのです。

天平17年(745)畿内七道地震

4/27 この夜、地震、三日三晩に及ぶと有り。
美濃国、被害甚大。
5/- この月地震殊に甚だし。水も噴出。

大地大いに震い天下の民衆の家が倒壊し圧死者が多数出、山崩れ、川の閉塞、地割れが無数に発生。 濃尾平野も陸地化する。

地震の5日後に、畿内七道諸国に遣いを出し被災状況を調べさせ、陵8か所と功績を有した大人の墓の被害状況を調査させた。更に同日の招書では政事に欠くることなきよう注意し、徳と政治の欠失を省みる様に詔が出された。